未練
- カテゴリ:小説/詩
- 2021/09/11 07:06:12
あの時あなたもそう感じたに違いない
別れの時の切なさを
それでも引き返せない何かがあった
私と違う何かが
それを告げなかった
自分を悪者にして
そんなことできないのに
すぐにわかってしまうのに
本当の事を言わなかった
私は見抜いていた
私を振ったところで
あなたは自由になれない
まだ未練かあるから
まだ好きだから
また愛しているから
どこへ行こうというの
何をしようというの
私一人を遺して
暗闇の中を
あなたがこんなに強かったなんて
その強さを少しでも欲しかった
あなたについていきたかった
でもだめなのね
あなたは言い出したら効かない
私を守りたかったのね
何があろうとも挫けない
あなたと一緒なら怖くない
だからはっきり言って
あなたの行き先を
あなたの闘う相手を
それでもだめならここで別れよう
辛いけど 悲しいけど
いつかまた来ると約束して
それまで一人で待っている
あなた一人を待っている
途中できれてしまいました。
すみません。
3年後、5年後、二人はとうなっているのでしょう。ふたりにとってとてもながい
あなたと飲んだレモンスカッシュ
その時の爽快感は
忘れられない思い出
広い公園内の
小さなテラス
白いテーブルに白いイス
淡い透明なレモン色を思い出す
初恋に似たほんのりとした甘さと酸味
そんな思い出が溶けていく
次にそこに行くのはいつなんだろう
隣にいるのは誰なんだろう
来年、3年後、5年後
あのテラスは残っているのだろうか
もしかしたら
二人で座っているかもしれない
あなたと・・・