1293番:サウンドオブミュージック(477)
- カテゴリ:日記
- 2021/09/17 09:42:34
サウンドオブミュージック
—————————————【477】————————————————
Then Holy Week was close at hand, with Palm Sunday
ushering it in ; we made little excursions into the woods and
came home with armfuls of pussy willows. With the help of
small branches of boxwood and fir twigs they were arranged
into nice, round bouquets, fastened to a stick about three feet
long. From the workshop we got curly wood shavings, which
were dyed blue, red and yellow and hung over the bouquets.
They looked lovely and cheerful, and on Palm Sunday the
church was a sight. Hundreds of children, each one with his
Palmbuschn, jealously rivalling his neighbours in beauty.
They were blessed in a special solemn way by the priest in
remembrance of the palm branches which were used to mark
Christ's triumphant entrance into Jerusalem.
——————————————(訳)—————————————————
それから復活祭前週になろうとしていた.シュロの聖日が復活祭の
到来を告げていました.私たちは森に入ってささやかな遠足をして、
両手いっぱいのネコヤナギを抱えて帰って来ました. ツゲの木の枝
があったのと、モミの木の細枝のおかげで、素敵な丸い花束にアレン
ジできました.それを長さが3フィート(約1m)ばかりの棒に取り
付けました. 作業場からくるくる巻いた木くずを持って来て、それ
を青や赤や黄色に染めて、花束に吊るしました.それで花束は可愛く
楽しい見映えになったのでした.それでシュロの聖日当日は、教会は
壮観そのものでした.何百人もの子供たちが、それぞれみんな手には
シュロの花束を持って、その美しさをとなりの子たちと競い合ったり
恨めしがったりしていたのでした.神父によって子らは特別に厳かに
祝福を受けました.それはエルサレムに凱旋したときのキリストを偲ぶ
花束でした.
——————————————《語句》—————————————————
Holy Week 復活祭の前週
Palm Sunday シュロの聖日《復活祭直前の日曜日.キリストがエルサ
レムに入ったとき、信者が路上にシュロの枝をまいたことにちなむ.》
be close at hand そばにいる、そばに来る、手の届くところにある
usher 先導する、告げる
usher in (天候、出来事などが) ~の先触れとなる、到来を告げる
~を中に案内する
pussy willow (植物) ネコヤナギ
boxwood (C)[植物] ツゲ、 (U)ツゲ材
fir モミの木
twig 小枝、細枝
Palmbuschn → Palmbuschen (オーストリア) シュロの花束
in remembrance of ~ ~を追悼して、~を偲んで
————————————《ひとこと》——————————————————
in remembrance of the palm branches which were used to mark
Christ's triumphant entrance into Jerusalem.
字ずら通り訳せば、
「キリストがエルサレムに凱旋するのを示すのに用いられたシュロの
花束を偲んで」
となりますが、試験で訳せと言われたら、そうすべきかもしれませんが
あまり正確な訳にこだわらず、ここは作者が言いたい訳にしました.
作者は、シュロの花束がどういうものなのかを説明したかったのだと
思いましたので.