Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


晩夏より


晩夏 

あなたが教えてくれた言葉
荒々しい波と入道曇  
その身を隠し   
次の季節まで息を沈める


その言葉が好きだった 
荒々しく髪を靡かせて  
何も言わずに立ち尽くす
あなたのそんなところが好きだった
あなたは何を想っていたのか


こんな時でも
サーフィンをする人がいる
彼らは季節を選ばない
いい波を追いかけて
どこへでも行く


あなたの手が私の手を
きつく握った
夏が去るのが怖いのか
薄暗くなってきたのがこころ細いのか
秋はもうすぐだ


帰ろう
あなたが言った
また夏は来る
同じ時期てはないけど
またここに来よう 

晩夏  
初秋
どちらか好きか
どちらとも言えない
始まりと終わり


季節は巡る
足跡を残しながら 
どの足跡が分からない
そしてまた足跡を残す
幾度も来る時を重ねながら


秋の始まりはまだ眩しい
それもいつの間にかに黄昏に変わる 
一つの季節を重ねながら  
人は愛する心を知る
あなたへの私の想いのように



アバター
2021/09/23 08:14
力強い詩ですね。終わりゆく夏に声を掛けて。
二人はいつまでも一緒にいるでしょうか。
秋がきてもやがて終わっても。
そう祈りたいものですね。
アバター
2021/09/23 00:36
夏の終わりを告げる最後の荒波が砕け散った
青空を隠す最後の入道雲が立ち去ろうとしている

わたしたちは進む
二人だけで

夏に別れを告げ
秋に成ろうとする景色の中を

呼吸が聞こえる
それは秋の静かな息吹だ

そしてまた呼吸が聞こえる
それは二人の愛の静かな溶け合いだ





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