黒い慟哭
- カテゴリ:小説/詩
- 2021/09/27 02:24:59
そんなにも遠くへ行ってしまった愛は
手を伸ばしても届かない
風の姿は見えないけれど
カーテンを揺らしあなたの香りを運んでくる
時間の姿は見えないけれど
想い出が目の前に浮かんでは消えていく
どこに居るのですか
あなたは
夜が暗いのは
あなたを隠すためなのですか
わたしは目をつぶり
黒と同化する
そして細い糸のように差してくる
星の灯りをいくつもいくつも抱きしめる
今
わたしは独りではない
今
わたしは見えないあなたと居る
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コメントありがとうございます
想いが強いほど心の中に居続けるようです
年月が経っても心の片隅に消えることなく残っている
コメントを読んで自分も母を思い浮かべました
いつも笑顔で笑っています
大切な人を思い浮かべるのも
やはり想いの強さからなのでしょうね・・・
本当に傍に居るよりも深い想いなのかも・・・
母を亡くした時、気持ちが落ち着き始めた頃
前以上に、ふとした時に母を思い出すようになりました^^