1350番:ロシア語(46)
- カテゴリ:日記
- 2021/10/10 21:24:37
ロシア語 (46/100)
———————————【第46回】————————————
学習テーマ: いつもはどこに行かれますか?
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—— Вы кудá-нибудь поéдете лéтом ?
ヴィ クダー ニブーチ パイェージェチェ リェータム?
夏はどこかへ行かれますか?
——Я ешё не решила, но каждый
год éзжу на юг.
Там мóжно купаться.
ヤー イッショー ニェ リシーラ, ノ カージュディー
ゴート イエージュー ナ ユーク.
ターム モージュナ クパーッツァ
まだ決めていないんですが、
毎年南に行っています.
海水浴できますからね.
——А кудá обычно éздите ?
ア クダー アブィッチナ イェージッチェ?
それで、いつもはどこに行かれるのですか?
——Обычю éзжу в Ялту.
アブィッチナ イエージュー ヴ イヤールトゥ.
たいていヤルタに行きます.
——————————≪語句≫——————————————————
кудá-нибудь どこか
поéдете (2複) <поéхать 乗り物で出かける
решила (過去女性形) <решить 決める
кáждый それぞれ、ひとつひとつ
год 年
éзжу (1単) <éздть 乗り物に乗って何度か往復する
юг 南
купáться 海水浴する
éздите (2複) <éздть
Ялту (対格) <Ялтa ヤルタ(地名)クリミア半島にある保養地.
——————《きょうのポイント》—————————————
1. 定動詞 éхатьと不定動詞 éздть
このふたつの動詞はペアをなしている運動の動詞です.
éхать:「乗り物でどこかに行くところです」
éздть:「乗り物で何度か往復する、乗り回す」
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éхать 現在
я éдý мы éдeм
ты éдёшь вы éдeте
он éдёт они éдyт
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éздть 現在
я éзжу мы éздим
ты éздишь вы éздите
он éздит они éздят
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Он ездит работу автобусом. / 彼はバスで通勤している.
Вчера я ездил в университет. / 昨日私は大学に行った.
ふたつめの文で éздть の過去形は大学への往復を表しています.
この場合 университет は対格.同じ内容を次のように言うこと
ができます.
Вчера я был в университете.
直訳すれば「大学にいた」ということですが、日本語で「大学
に行った」という意味で使われるのでした.университете これは
前置格です.
в + 対格. в университет 「~へ」(方向)大学にいく
в + 前置格 в университете. 「~で」(場所)大学にいる
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2.歯音変化
上記 éздть の現在変化で、語幹は éзд- ですが、1人称単数形
だけ、その最後が -д- ではなく - ж - になります.これは前回出
てきた ходить もそうです.
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ходить [ハジーチ] (歩き回る、通う) 現在 (再掲)
я хожý мы хóдим
ты хóдишь вы хóдите
он хóдит они хóдят
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第Ⅱ変化型で、語幹語尾に с, з, т, д, ст を持つ動詞の場合、1人称
単数だけこれらの子音をそれぞれ ш, ж, ч/ш, щ に変えます.この
ような動詞の変化を歯音変化といいます.
たとえば、спосить (問う) は第Ⅱ変化型で、語幹は спос- ですから、
Я спошý となるわけです.
3. поéхать (出かける)
運動の定動詞に接頭辞の по- をつけると「出発」の意味が加わります.
поéхать (乗り物で出発する)、полетéть (飛び立つ)、поплыть (泳ぎ始める)
といった具合です.ただし идти (歩いて行く) だけは -йти という形で、
пойти (歩いて出発する) となります.
ヤルタ
1945年1月ここで英、米、ソ連首脳によるヤルタ協定が結ば
れた.この協定で千島列島等の北方領土をソ連が占領する旨
が承認され、そのままポツダム宣言の素地になった.このこ
とが現在も尾を引いて領土返還を困難にしている.すでに千
島列島に多額の開発費を投じているロシアが簡単に返還に応
じることはないだろうが、日ロ協同開発と並行して、また海
域周辺の漁業権問題を含め、返還交渉は、根気強く続けてい
くのが次世代に課せられた課題だと思います.千島に先祖の
墓を残したままの遺族も多いと思います.まずこうした人た
ちから先に居住権返還を交渉していけたらいいなと思います.