11日 日本人は劣化したのか?
- カテゴリ:日記
- 2021/10/11 16:10:36
システム屋としては色々疑問があった事故でしたが記事を読んで納得です。普段何もやってなさそうで無駄だからと首にしたのが原因だったとは3、7、3の法則を知らないのかな。ましてや切り替え手順も間違えて飛ばしてしまったのは引き継ぎと訓練もできていないという事です。ディスクの劣化情報も無視していれば同時に故障する確率が大きくなります。要は経営者無能。6年前というと最後のシステム統合でこの時も大きな初期障害がありましたね。私のいた部門も開発の一角を担っていたので心配しましたが他社の部分でした。
二重化はバックアップコピーのタイミング、復元手順、二重化機器の保守等色々やるべきことがあり大変です。
二重化システムを収めた後システムダウンしたことがあり原因を調べたら電源が一つでそのコンデンサー破壊でした。これは二重化設計の不徹底が原因ですね。
システムダウン後の切り替えがうまく行ったのにまたシステムダウンが起きたのはあるデータが原因でそのデータも二重化バックアップしていたというのもあり原因を見つけるまでが大変でした。
またシステム開発の時に部下の仕事をチェックしてたら重要なデータを処理して中継する機能があり顧客に「二重化しないとこういう問題が起きる」と説明するよう指示をしたところ、しなくていいと回答をもらった1週間後に事故発生。責任を取らずに済んだことがありました。
なお本当に止まらないためには三重化が必要と言われています。
ーーーーー以下引用
先日システム会社勤務の友だちと飲んでて
「今までクライアントの偉い人に却下されがちだったやつが『これをケチるとみずほみたいになりますよ!』って言うとなんでも通るようになった」ってくだりで千切れるほど笑った。みずほ、役に立ってるぞ
— 今日のむいむい (@mui_king) October 9, 2021
ーーーーー別ツイート
みずほ銀行「有能な技術者を営業にまわしたら辞めてしまった。今から元技術者らとの関係を強化します」
http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52283453.html
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みずほ銀行の件。機器故障やシステムを使いこなせなかったという言い訳をするのは金融機関としてどうなの?と思ってしまう。システムに精通した人材を営業等に異動させたという部分が根本原因な気がする。
みずほ幹部「システム使いこなせず」 機器の故障頻発: 日本経済新聞
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みずほに冗長化の概念はないんか?と思いながら読んでたら最後に「再発防止のため、みずほ銀行は6年前のシステム構築に携わった富士通や当時の技術者らとの関係を強化する方針です」って書いてあったのが最大のオチ。それは、ムリ。
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サクラダファミリアとの違いは統一性ですね。
合併時
第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行
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ジャンでもして【親分】を決めとくべきでしたねぇ←無理でしょうね?
事情が分かれば分かるほど文系がトップをやってはいけないと思いました。
今の銀行はシステム(色々なサービス化や内部効率化)が一番重要でせめてシステム責任者には理系をつけろと思います。そうすればトンチンカンな会見をする事も無いでしょう。
ある人を知ってるけど...うん、あそこの
今の惨状は仕方ないみたいですよ(^^;
当時は一つのシステム開発が終わっても人員確保のため次の仕事を出すという形でやってましたが、統合が終わり新たなシステム案件が無ければ発注出来ないです。そこで無理にでも保守案件(改善等)を作って人員確保していればいいのですが、NTTデータ、FJ、H等を切り、返す刀で社内要員も切れば結果は自明です。
そんな裏があったんですね。 納得しました。