Nicotto Town


ナタデココ


とある焼肉店の話 part2


次の日、D君からLINEの友達追加が来てメッセージも来ていた。昨日の介抱した件での謝罪だった。別に気にもしていなかったので、向こうに気にしないでと優しい言葉をかけた。やり取りはそれで終わった。

 

歓迎会から二日後、Eちゃんと遊ぶ約束をしていた。二人でショッピングや、カフェでお話をした。私の彼氏のことや、Eちゃんの彼氏(A君)のことを話した。この時、アルバイトの中で一番仲がいいのがEちゃんで、私についての話もたくさんした。夜ご飯を食べに行こうという話になり、Eちゃんが今日バイトに入っていない彼氏(A君)とD君を誘った。A君は、もちろん参加した。D君は、いつもだったら来ないらしいのだが、この時は参加すると連絡が来た。Eちゃんが、びっくりしていた。

夜ご飯を食べに居酒屋に入った。お店でA君と集合して、3人でお酒を乾杯していた。途中で、D君が参加した。来た理由は、予定がなく暇だった事と、この前の悪口会で吐いたときに、EちゃんとA君が嘔吐物の処理をしてくれたのと、介抱していた私に対して謝罪と感謝の気持ちを伝えたかったそうだ。

私は、D君とアルバイトでも数回しかあったことがなく、まともに話したことがないので、このメンバーで大丈夫かと思った。しかし、話は盛り上がり45時間話していた。Eちゃんカップルが付き合う話や、焼肉店の話、D君の恋愛の話。途中でEちゃんカップルがイチャイチャしだすのが、気まずい私とD君。D君は、アニメが大好きで私と趣味や好きなものが似ていて、仲良くなることができた。D君は、恋愛の話では、彼女は中学の時からできたことがないと話した。今では、乃木坂が大好きでかなりの乃木オタだそうだ。好きなタイプは、優しい子らしく他は特にないと聞き、私は優しくしたら好きになってくれるのかな?っと思った。彼氏がいるのに、少しD君のことが気になった。閉店時間までいた私達、会計も済ませて解散する。

終わった後D君から、連絡が来た。とても楽しかったとのことで、また機会があったらご飯に行こうとの内容だった。私は凄く嬉しかった。彼氏とは、うまくいっていないというのもあり、D君のことを気になり始める。何が良かったって礼儀正しく謙虚で、可愛らしいところだ。それから少しずつ連絡を取り始めた。「お疲れ様」や「今日も頑張ったね」などたいしたことのない会話だが、楽しかった。

バイト終了後に焼肉店で働いているメンバー全員、お店でまた焼肉することになった。D君もいた。髪をカットしカラーもしていた。なぜだか、とても可愛いと思った。焼肉が終わると、店長が次のお店に行くと言い出した。このコロナの中、知り合いのbarに行くみたいで、D君は体調が悪いため行かないそうだ。私は行かなかったら一緒に帰れると思ったが、Eちゃんが行くといいお酒の弱いEちゃんを放ってないと思い、行きたくないが行くことにした。D君以外のメンバーはほとんど参加した。berにつくと、もう最悪。カラオケの罰ゲーム大会が始まり負けた人はテキーラ、berの女の子は、アルバイトの男の子に寄り添う(彼女がいるのに)。タバコ臭いし、私の嫌いなタイプの男性達、雰囲気が苦手だったので私は30分も経たないうちに、帰った。帰る際私は、何を思ったのか、連絡を取り合っていたD君に電話をかけてみた。電話に出てくれたD君、私の心配をしてくれた。治安の悪い場所に、飲酒している女の子が夜中一人で出歩くのは危険だと、心配してくれていたのだ。素面だと伝えるが、気を付けるようにと注意された。こんなこと言ってくれる人もいないから、何だか少し嬉しかった。彼氏は絶対言わないだろう。

D君と電話しながら帰る私。好きという気持ちはなかった。只々、会話が楽しくて家に着いたのに、家の前で1時間半ぐらい電話していた。D君のことをもっと知れた気がした。さすがに時間も遅くなってきたので、寂しいが通話は終わった。同棲しているため、彼氏のいる家に帰る私。彼氏にばれないように連絡を取る私。なんか変な気分。

それから、連絡は途絶えることなく続いた。徐々に会話の内容が盛り上がってきている。お互いの事も話すようになった。バイト先でも、声をかけてくれるようになり良好な関係だった。

ある日、私はベロベロに酔って帰ってきた彼氏に、初めて髪を引っ張られる。なぜされたのか訳が分からなく、怖くて泣いた。彼氏は、酔って何をしたのかも記憶がないし分からないようだった。母親は、彼氏のことが大嫌いだった。私は好きだったので仲良くしてもらいたかったが無理だった。でも今は、母親の気持ちが分かるような気がした。次の日、説明すると謝罪していた。しかし、私の中では彼氏のことはもう頭になかった。というより、酔って帰ってくると、ろくな事をしないから、昨日の事もあり、別れようと考えていた。だが、引っ越し費用や次の家を探すのが大変なため、なかなか別れを切り出せなかった。

このことを私は、仲のいいEちゃんに話した。彼氏(A君)も聞いていた。するといつでも逃げてきていいと心配された。話を聞いてもらってすっきりした。別れることも頭の片隅に入れておくようにと言われ、納得した。

クリスマス前、D君との連絡は、まだ続いていた。サンタクロースの話をしていた。「プレゼントもらったら嬉しいよね」って。D君は、「貰える人もいないからクリスマスは楽しみもない」と言っていた。それを聞いて私は、D君に何かクリスマスプレゼントを渡そうと思った。好きとかそういうのではなく、単純にクリスマスという素敵なイベントを楽しんでほしかったのだ。

クリスマスイヴの日、何を渡そうか悩んだ。付き合ってもいないので、身に着ける物などは、勘違いされるだろうと考えた。結果、GODIVAのチョコレートにすることにした。買った後、バイト先に出勤した。D君もいた。出勤前にそのまま渡したかったが、なぜか恥ずかしくて渡せない。だから、D君のリュックの中にそっと入れておいた。バイトが終わり何事もなかったかのように振る舞う私。だけど、D君の反応が気になる。D君が来て、着替えを始める。リュックを開けている。すると、「えっ!?」と驚き始めたのだ。横にいた、B君に話をしている。おい!!と思ったが、反応が良かったので嬉しかった。賄いを作っているときに、D君がきた。「プレゼントありがとうございます!!こんないいもの貰ってもいいんですか?」と言われた。いいに決まっている。私は、サラッと返答し家に帰った。みんなの前だから、とても恥ずかしかったのだ。

彼氏もいる私が、D君にプレゼントを渡すなんて周りからしたら、おかしいにきまっているからだ。帰った後、D君から感謝の気持ちがすごく伝わるメッセージが来ていた。

 

今日はここまでに致します!

私の恋愛の話も入ってきましたが後に大変になるんです。

またよければよろしくお願いいたします。

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2021/10/30 13:01
D君、今回の日記を読む限り素敵な人のようですね……。当時の彼氏さんに暴力を振るわれたところが心配になります。
彼氏さんとの関係、D君との関係が気になります。次の日記も楽しみにしています^^



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