Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


おいかけて


ハラハラと葉を散らす

銀杏並木をくぐったのは
いつの事だっただろう
指折り数えてみる 
そんな行為も悲しい


失いたくなかったその光景も
時と共に薄れていくのだろう
今はまだ鮮明に浮かぶけど
あなたはもう
忘れているかも


花を追って
紅葉を追って 
私達は歩いたものだった
美しいものを心に焼き付けて
お互いを高めていった


きれいだね
あなたは言った
それだけで十分だった
ほかにどんな言葉があろう
私も微笑んだ


夏の始めに
あなたは言った
もう追いかけっこはできないと
自分のことは忘れてほしいと
そう言って寂しい背中が去っていった


今年も来た銀杏並木
あの頃と変わらない
ただあなたがいないだけ
カップル達がうらやましい
まだそこから抜け出せない


銀杏の季節が終わったら
私はどこへ行こう
あなたがいなくなった今
何を求めたらいいのだろう
寂しい背中は何を求めていたのだろう



アバター
2021/11/24 21:07
セカンドさん
温もりが欲しい季節ですね。
でもあるのは隙間がぜばかり。
春はまだ、遠いのでしょうか。
アバター
2021/11/21 01:59
秋の風が枯葉を舞い落し
冬の風が後を追ってその葉を舞い上げる

そんな今日の風はこんなにも冷たい

心の壁が私を風から支えてくれている
それももう崩れ落ちそう

もうすぐ陽が落ちる
また寒い夜がやって来る

温もりが欲しい
独り凍えている私に

少しだけでも
あなたの







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