傷心旅行3
- カテゴリ:日記
- 2021/11/23 01:12:03
つづき
七
何だか汗が首筋を伝っている感覚に目が覚めると、すでに早朝の涼しさを思い出すことも出来ないくらいに真夏の太陽が元気一杯で眩しい高さにまで登ってきていました。
気付いたら周りには海水浴客が沢山おり、水際ではキャーキャー空に抜ける声が聞こえていました。
周囲では、近くでこちらを見て笑ってる若いお姉さんらがいたりで
早速、自分はベットいや砂の山をならして何事も無いふりをしていると、とびっきり上等なベッドで熟睡しているH君を、通りすがりの皆が笑いながら見てい行くのを横目に、自分も仲間だと思われないように少し遠くに離れて知らない人のふりをしていました。
暫くしてH君もその暑さに目が覚めたのか、むくっと首をあげて今の状況を確認しているとその滑稽な光景に更に周りの客らが笑い出しました。
慌ててキョッロキョロしながらこちらを見つけると、「おーい、はずかしいだろう!1人にするなー」ってこちらに走って来ました(笑)
数回こずかれた後、自分はこの後どうする?
H君「そうだなー、海も見たし カレーも食ったからもう満足だ。 少ししたら帰ろうか」って言うので
自分は、そうだねー自由は無限にあるけどなんだか少し家に帰りたくはなってきたね。
ん?いや、でもこれは傷心旅行だ せっかく海に来て女の子も沢山いる 少しあそこの2人組に声かけてみようか! もしかしたら新しい彼女ゲットできるかもよ。
って勧めたのですが、彼は「いいよ、どこに住んでる娘かも分からないし」っと尻込みしていたので あーじれったい じゃあちょっと行ってくるよ!
っと自分はその2人の女の子に話しかけに行きました。 1人の子は恥ずかしそうに逃げて行っちゃったけどもう1人の子は機嫌よく受け答えしてくれました。
その娘らは、地元の高校生でよくもう1人の友人とここに来ていると言っていました。
そして自分は、自分らが今ここに来ている経緯や、昨日から今朝にかけてあった出来事などの話をしたらとっても嬉しいそうに笑っていました。
そこで、もしかしたらあそこにいるH君とお付き合いしてくれる?って聞いたらその子はだまって下を向いていました。
自分はそうだよねー。いきなり電車で何時間も遠くから来たどこの馬の骨とも分からない高校生と付き合うなんてちょっと無謀だよねー。
っと言い、離れて傍観しているH君に こっちきて話しなよ!って言っても
彼はそこから笑いながら首を横に振って手でノンノンの合図をしているだけ。
恥ずかしそうに逃げて離れていた片方の娘も戻ってきて、いい感じだねーヒューヒューってちゃかしていました。
その後、何事もなく彼女らとは別れ、帰りの電車の最前列で行きと同じようにふんぞり返り外の景色を見ながら自分はH君に言いました。
せっかく仲良くなれるチャンスだったのにあれで良かったの? それとも別れた彼女にまだ未練でもあるの?
H君は、「未練はないよ。 でもいいんだよ。 ありがとう。」って
彼は家の方に続く2本の鉄の線の先を、いつまでも見ていました。
令和3年 11月22日
確かに乗り放題で特急は無理そう? (^^; まあ、その辺りはうろ覚えだったので
しかし、あのメロディーホーンは聞くと今でもウキウキしてきますよね。 橋の上を車で運転してたらあのメロディーで追っかけられた事もありますがw
歌詞が、どーけーよーどーけよー・・・だったかは不明です(爆笑) 地元がばれるwww
なかなかコメント残せなくてごめんなさい…;
パノラマカー(?)、海水浴場、、なんだか風景が目に浮かんだような気がします(^^ゞ
真っ赤な車両の鉄道…あ、特急だったら白ですかね;一緒かどうかわからないけれど、パノラマカーの先頭は特等席ですよね!わたしはそれに乗って学校に通っていた時期があって、何気に好きでした♪
海辺って 解放感がありますよね(*^^*) わたしも講義さぼって海辺に遊びに行った記憶がありますw まぁ…足をつける程度でしたが(*´艸`)
素敵な青春の1ページのおすそ分け、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)
そうですね。この文章は公には出せそうにはありませんが、一応、今回は放送禁止ワードにはひっかかりませんwww
でも、当時は酒もタバコもやらないやつは一丁前の男とみなされない世の中でしたし、平日に仕事を休んで遊んでるやつは人間扱いされない圧力感がありましたね#^^) すごい世の中の変貌に皆さんよくついていけてると感じます。 人間ってすごい? それとも・・・
(っていう言い方はしてはいけないのかしら><)
りょうちんさんの物語りなので霊的な不思議系かと思ってましたが
青春の1ページのお話しやったんですね~
未成年のお酒とたばこはイケませんぞ~もう時効かな?
kiriさん> へー、ツェルトって色んな形のがあるのですね。コンパクトでとっても便利そうですね。(^^)
残念ながら自分たちは当時超能力を持っていなかったので、ボストンバックで寝る事はできませんでした。
そう。エスパー伊藤のような超能力を・・・(爆笑)
私が高校生のときにはツェルトという非常用テントがあって、山へ行くときはかならず携帯しろって言われてました。ポールもないから小さくたためます。
せっかくナンパに成功したのに、高校生のときってそんなものですね。
青春!ですね~。あのころでないとできなかったあれやこれや。
H君のハート♡ブレイクも癒されましたねw
そうですね。木の根っこや石ころまるけの所で寝るとめっちゃ背中痛くなりますよね#^^) 布団って偉大な道具だと初めて気づきました(笑)
まいまいさん> ありがとうございます。まいまいさんも、ザ・青春!ナーウ!って感じだったんですね。
まあ、お話にするとドラマチックですが、今考えるとむちゃくちゃな無計画な若者ではなくバカ者だったと・・・自負しております(嘘) 今では絶対無理ですねw (^^;
高校時代は、私もザ・青春!って感じに過ごした方だと思いますが、そんな突拍子のないドラマチックな経験はなかったです^^;
素敵なお話、ありがとうございます〜♪
しかし、テントについてはすぐに気づきそうですが・・・思いこみですかねー
若くないとできない経験・・・。下が硬いところで寝ると、今のぼくだと身体中痛くて大変なことになるでしょう(実際、30代ですら、キャンプでマットがないとそんなことになりましたので・・・)。