Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~秋の午後

お気に入りコーデ

もらったステキコーデ♪:36


冬の足音が近づく頃になると、
午後の日差しもずいぶんとやわらかくなる。
長い夜には分厚い大作が似合うけれど
色づいた木々を眺めながらの午後のお茶には
一篇が短い詩が似合うと思う。
目で読んで、口に出して。
その響きを極上の甘露のごとく味わって。





読書の秋と申しますが、
活字とは年中無休でたわむれておりますので、
秋だから読まなくては!
なんて書物に覚えはありません。

ただ昔から、
気に入った作品の場合、
作中と同じ季節に読む、なんてこともしてました。
あと、作中に出てくるのと同じお菓子を用意して読んだり。

…読み返しでないとできない遊びですが
物語との距離が近づいた気がします。

ただ海外ファンタジーものを読んでいると
英国家庭料理とか、塩も入ってないウサギのシチューとか、
「絶対無理」なものがあるのが困ります。
前者はその味の微妙さで、
後者は材料が無理だったりで。


10代の頃は、翻訳ものばかり読んでいました。
「で、これはなんぞ?」
というアイテムが出てきたりもいたします。 

例えば、アーサー・ランサムの作中で出てくる
『ペミカン』。
食べ物であり、特殊な器具を使うらしい。
悩んだ末、「これはコンビーフということにしておこう」
なんて勝手に翻案していたりもしました。

帆船が舞台の冒険(?)ものも好きで。
長期航海のため、
蛆のわいた固焼きビスケットとかは見ないことにして、
自主的に脚気予防にオレンジ用意して読んだりとかw

…だって風だけ頼りで大西洋往復とかしてるんだもの。
敵国の船は分捕った者勝ちで、
船員は扱いと環境のひどさに反乱するは、
現場を理解しないお貴族様の上司は殺したいくらいだは、
嵐は来るし、水も腐る。
士官であっても部屋は狭いし、快適ってどこの言葉?
美味しいご飯っていうのは死んでからしか食べられない?
とか、読んでる方もかなり追い詰められます。

私が好きなのはホーンブロワーにボライソーに
オークショット、ラミジ艦長。
そんな環境を乗り越えて勝利を手にしていく物語は素敵。
ボライソーとか一冊が本当に分厚い
(通常、文庫1冊3時間で読みますがボライソーは2~3日かかる)
ので、秋の夜長向けと言えるでしょう。




足は今日も痛いです。
仕事終わったら足が上がらない状態でしたが、
湿布だらけで今はだいぶマシです。




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