妄想炭酸泉 有乳湯-うちゆー
- カテゴリ:日記
- 2021/12/24 00:28:57
2017年11月5日
長野県小県郡青木村 田沢温泉 共同浴場 有乳湯ーうちゆー
「飲むと、うっすらと硫黄の香りがします
ぬるめで透明の源泉かけ流し
微細な泡がびっしり肌について
頭から汗がボタボタと垂れるまで
じっくり入ることができました
車に戻ると体温で窓が一気に曇るほど暖まりました」
微細な泡がびっしり肌について
頭から汗がボタボタと垂れるまで
じっくり入ることができました
車に戻ると体温で窓が一気に曇るほど暖まりました」
4年前の有乳湯の感想日記です
この3か月あと夫の食道がん発見
会社の健康診断では何もなかったのに
余命2か月の診断はショックでした
あのとき、ゲルマニウム温泉を選んでいればと悔やみました
食道を切除、抗がん剤、放射線、治験と治療を続けるも肺に転移
激闘の3年間のあと緩和ケアに入り
24時間点滴と自宅治療をしながら
83歳の免許書き換えもすませた3か月後の2月、
穏やかに息を引き取りました
葬式がすんで10か月がたちました
友達が「温泉に行こうよ」と言ってくれたのは
勤務にはすぐに戻ったのですが
わたしの心がまだ本調子ではないと感じたからと言います
心臓にいい温泉という友達に有乳湯を選びました
「浴槽の下から源泉がブクブクとわきでていて
ソーダ水の中に入ったようなすごい泡なのよ」
そう答えたのは
すぐに行こうと決めていたのに
4年間行かれなかったからでしょうか
頭の中で妄想が大きくなっていました
2021年12月17日 富士屋に2泊しました
富士屋は内湯と露天がありました
ゆったり入りたかったら5人ぐらいまで
贅沢に手足を伸ばしたければ3人ぐらいかな?という内湯が二つ
加温された内湯と加工泡の源泉湯が並んでいました
露天は庭園風にこじんまりとしていて
山並が両脇から迫る谷間に風情があり
満月が上がってくるのがくっきりと見えて
月光が流れ込んでくるように見えました
その夜、田沢温泉に初雪が降りました
二泊目の朝方陽が昇る前に
うっすらと雪化粧した山脈と美しい谷間を露天風呂から見るうちに
空が明かるんで
桜色の朝焼けに染まりました
ひとりで旅に出るのも
徐々に慣れていくことでしょう
富士屋の温泉もいいと思ったが
有乳湯はもっとぬるぬるしていて
硫黄の匂いも強くてびっくりした
と友達が言いました
わたしは妄想が広がりすぎて期待感が崩れ去り
残念という気持ちです
しかしながら
天然の炭酸がびしりと肌に湧く源泉は気持ちよかった
機会があったらまた行きましょう
ます屋は5部屋ぐらい予約を入れて営業しているとのことでした
広い旅館は玄関も寂しく人の気配が感じられなかった
けれど夜になると、全館に電燈があかあかと点りました
富士屋の渡り廊下からます屋の二階が見えて
それはそれは美しい夜の情景でした
今回は日帰りも受け付けていなかったので
次の機会にまた行ってみたいですねえ
お友達の心遣いにも感動です。
富士屋には加工された泡の湯があるのですか!
わざわざそんなことしなくていいのに・・・
ますや旅館は、源泉かけ流しですが泡付きありません。
田沢温泉の中ではウチユが一番です。
あたたかいコメントありがとうございます
やっとニコタに書くことができました
ゆっくり 慣れていき
じっくりひとりを楽しむ人生にもどります
ありがとう
しっかりゆっくり、ケアしてあげてくださいね。
大潮さんのことを思ってくれるお友達と一緒も良し、
1人でのんびりするも良し、
新たな温泉との出会いもきっとたくさんあるはず!
田沢湖きれい!遠くなったな。