南の魔女クレア97
- カテゴリ:自作小説
- 2022/01/11 23:32:11
クレアはまず神官長にあって疑問に思っている事を聞く事にしました。
最初にクレアが聞いたのは何故あのドーア姫と呼ばれている女が魔玉を持っていたのかという事です。
彼女が自分で取りに行ったのか誰かが彼女にたくしたのかを聞きました。
神官長はあの魔玉は最初の魔女が持ってきた物で此の国の王子と結婚した時に魔玉の力が落ちたのと結婚すると魔石を取った事によってついて来た龍が居なくなるのと魔女と名乗る事も出来なくなると言う事だったが其れでも彼女は王子との愛を取った事によって力が弱くなった魔玉を持つ事を拒否して魔玉は城の奥にしまわれてしまった。
其の城の奥の魔玉の鍵は彼女の3人の娘の家に代々引き継がれて行ったが其の後に来た魔女が乱れた此の国を嘆いて法律を改正して其の鍵も没収された。
所が半年前に其の魔玉は盗まれてしまっていたが此れは城の権威に関わる問題で城の威信にかけて犯人探しをしている最中だったとクレアに説明しました。
もしドーア姫がまだ其の鍵を持っていたとしたら或いはと言う事だったが没収した鍵は3本とも城に厳重にしまわれていて使われた形跡はなかったとの事でした。
だが現実にドーア姫が持って悪事に使っていたのです。
クレアは呪いに使われた魔玉が最後に或いは業とでも偶然でも割れたらどうなるかを神官長は知っていたのかと聞きました。
神官長は其れについては聞き伝えが無いと言いました。
クレアは今魔玉がどうなっているかを見たいと言うと神官長は神官たちが連日連夜かわるがわる聖水をかけて浄化の祈りをしているとの事でクレアが見た時は殆ど白くなっていて一部はフクロウ人間が言った通ろに唯のガラス化している様に見える所もありました。
クレアは其の状態を見てホッとして魔石を呪いに使うと其の魔石は汚染されて最後は魔石が持ちこたえられなくなり壊れてしまって中に詰まった「悪」が出て其れは此の国に広がって普通の人が普通に持っている悪の心を何倍にも汚染して膨らまして猟奇と狂気の人々の憎しみで殺し合いが始まり悪霊が悪霊を生んで此の国は滅んでしまっていたかもしれない。
クレアがドーア姫に魔玉を置く様に言うと置いたと言う事は彼女は其れを知らなかったのだろうと思うけど、もし知っていて此の国を憎んでいるのだったら此の魔玉を床に投げつけて破壊させると悪が流れ出て此の国は大変な事になる所だったと言いました。
完全に力が無くなって透明になるまで聖水と浄化の祈りをクレアは神官長にお願いをしました。
其の何十年後に次に来た魔女はどうしたのかとクレアは聞きました。
彼女は此の国をよくするために其の力を使って次第に心と体力を使って衰弱して行ったそうです。
最後の力を振り絞って誰も魔玉を使えない状態にして地中に封印して其の上に回廊を作って心が迷った時は何がより良い方向なのかを自分で考えて導きなさいと言って亡くなったそうです。
其の「思考の回廊」へクレアは神官長に案内されました。
其処は神官たちの居住区の奥にひっそりとありました。
神官長に進められてクレアも其処を試しに歩いてみました。
クレアは何度も何度も其処を往復しましたがクレアが望む様な納得できる答えは出ませんでした。
途中で立ち止まって考え込みながらも何度も往復しましたがやはりクレアには訳が解りませんでした。
クレアは夜になってからもう一度一人で何度か往復してどうしても納得が行く回答で出なかったので一つだけ経験豊かな信頼できる人に相談をすると云うのが出て来たので悩んだ末に正直に神官長に此れまで心に仕舞っていた思っていた事や自分に起きた事と何故魔女になったのかという事と自分がフクロウ人間に教えて貰事と魔石を取りに行く理由を突然聞かれてとっさに答えた事と其処に善意の意思と其れに嘘が無ければいく事が出来なかった事も含めて言いました。
クレアは確かにとっさに答えた事に嘘は無かったけど其の後に今回の事件で感じた事は魔法の使い方をちゃんと知らないで魔力を悪用する人が出て其れは魔石の意思と反して其れが大変な事態を招くと言う事と魔法の使い方が自分も含めて良く解らないのですが、今回の事件の事て此の回廊を歩きながら感じた事を頭に描くと私に其れを多くの人に導く為に貴方が出来る事をしなさいと言われた様な気がするけど自分は師範学校も出てないので誰かに物を教える事が出来ないと言いました。
クレアはそして誰かが魔法学校を作って其処で正しい魔法の使い方と方法を教えると魔力を暴走させたり悪に使う事の怖さと其れと闘う事も教えて行く場所があれば良いと思うと考えたのだけど何度も往復してどう考えても自分には出来ないと答えましと神官長に言いました。
クレアは何度も何度も考えて少し出て来たのが経験豊富で思慮深い信頼できる人に自分が悩んでいる事を話して相談に乗って貰う事が出てきましたと神官長に言いました。
神官長は丁寧に少しずつクレアの言う事を整理してクレアがしなければならない事を順を追って一緒に考えてくれました。
そしてまず最初にしなければならない事は自分の命を助けてくれた狩人とオオカミとコボルトにお礼を言いに行きなさいと言われました。
次に貴女が思う様に魔石の管理はきちんとしなければならない。
一つは此処で浄化をして魔石の力を失くしましょう。もう一つは地中深く封印してあります。
貴女が持っている魔石の管理はおざなりになって無いかを考えて貴女を魔女に導いた其のフクロウ人間とやらと相談してきちんと管理する事を相談しなさいと言いました。
こうやってクレアがとつとつとバラバラに心に思っていたけど誰にも言えずもやもやしていた事を泣いたりぐずったりして話すのを神官長は丁寧に聞いてくれて最後は魔法学校は良い考えだが事が貴方一人で解決するには多くの人の力と考えが必要だから自分も含めてみんなで考えて行きましょうと言って下さいました。
そして神官長は其の問題は神官長も含めて多くの魔力を持っている人達の問題なので少しずつ前向きにみんなで考えて行きましょう。
貴女はみんなで考える中で自分に何が出来るかを一緒に考えて行けば良いでしょうと言ってくれました。
クレアは初めて一番しなければならなかった自分の命を助けてくれた人にお礼を言ってなくて自分が被害者だと言う事だけで手がいっぱいで其の後に自分を持たないで流されるばかりだった事を感じました。
此れからは自分を取り戻す事も考えて行こうと自分に起きた現実と少しずつ向き合って行く所から始めると言う事を神官長に教えられました。
唯流されて自分は不幸だと誰が悪い、彼が悪いと言う事だけを言って自分は一人だと思って海を見て泣いていたけど自分を助けてくれる人が居なかったら此の場にもいなかったのです。
そう言う人が居たと言う事を生きた人間に自分は生かされたと言う事をまず現実を受け止める一歩にしようと思いました。
そして魔石に管理が悪いと怒っていたけど自分はどうなのかちゃんとできているのかも考えてなかったのです。
周りを批判ばかりして自分は利用されているだけで誰も自分の事を考えてくれてない不幸な人間と不満ばかりを神官長にぶつけて最後は魔法学校を作って指導しないと行けないと思うけど自分は何もしないと言っていたのです。