南に向かう風
- カテゴリ:日記
- 2022/01/13 20:38:36
電車の発車に間に合うかどうかのギリギリの時間に退社した
北方にある最寄り駅に向かい全速力で自転車をこぐ
よりによって今日は風が強く自転車をこぐのがよりいっそう大変
冷えた北風を正面に受けながらも足は緩めない
そのつもりであっても次第に足が弱ってきている
足の限界を感じながらもそこにムチを打つ
冬ならではの北風
これを日本の詩人が南に向かう風と表現した
するとたちまち暖かそうな印象に変わる
風が北から南に吹いていることには変わりないのに不思議だ
詩人は言葉の妙を知っている
そんなことを考えていたら駅に着いた
以前はアナウンスが聞こえてから駆け込んだが間に合った
時計を見ると時間前だがまだアナウンスは聞こえていない
自転車置き場を後にしてゆっくりと反対側の改札まで向かう
アナウンスが聞こえたら駆け込むつもりだがもう足が言うことを聞かない
とりあえず歩きながら改札をくぐり、ホームを自分の乗車位置まで歩いている間に電車が入ってきた
ちょうどいいタイミングだったようだ
そのまま電車に乗り込むと車内で息が切れてゼーゼーハーハー