お見舞い
- カテゴリ:日記
- 2022/01/20 21:00:12
お見舞いといっても、面会は出来ないので、自分の診察という形を作って、病院内に
本人には会えないけれども、姿を見ることが出来た、無言の再会、本来ならばお話もあるのだろうが、オミクロンのおかげで会うことは出来ない規則、でも面白い風景を見た、それは年老いた老夫婦、亭主は杖をつき、嫁さんは車いす、それを押しながら診察室に行く亭主、決して楽な体ではない、杖をつきながら、車いすを押して、行く姿を見ていたら、ふっと思う、自分にこう言う芸当が出来るのであろうかと、若くして実行なら、兎も角、これだけの年齢になり、妻をかばいながら寄り添う二人に、ちょっと、何気ない風景ではあるが、胸の奥に何かを感じ、診察が終わり、会計の芭蕉に向かう時は、寒くはないかとか、何もないみたいだよと、妻に声をかけて、会計に行く姿は、安堵と帰り支度に満ち溢れていた、良い風景だとしみじみ思った。