Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


ストーブ


冬の朝
雨が降る
ガラスをぬらす
水溜りの音
傘を跳ね返す音


大きな傘を買った
二人で入るほど大きい
今はもう
一人でさすから
そんなに大きな傘はいらない


寒いからブーツを履いた
あなたはいつもブーツ姿を褒めてくれた
なぜだろう
私の前の人もそうだったのか
人と比べるなんてずるい


あなたの次の人はどんな人だろう
まだ一人でいるのだろうか
なぜ私と別れたのだろう
私のどこがだめだったのか
それすらも言わないで


雨粒がガラスを滑り落ちる
雨粒におかしな顔が映る
これが本当の私なのかもしれない
心ねじ曲がって 
あなたが忘れられない


火の気がない部屋は寒い
そっとストーブに火を付ける
あなたが何度もつけたストーブ
暖かな空気に包まれる


ゆらめくストーブの焔
きえていったあなた
私にも私の心にもさよならも言わずに
言いたかったさよなら 
あなたもまたストーブの側か





アバター
2022/12/13 15:05
みっちょん・・ロマンティックですね。
夢があふれていますねぇ、もっと聞きたいから
伯父邪魔してもいいですかぁ
アバター
2022/02/11 15:57
暖かな暖炉の影が見える様ですね。
ほのかな光が燃えているのに、あなたはいない。こんなに淋しいなんて思わなかった。
そんな情景でしょうか。
アバター
2022/02/11 01:29
あなたの面影が
赤い炎の中に揺らいでいる

パチパチと音を立てながら
優しく揺らいでいる

抱きしめたい
そう思った

もう少し近づけば
あなたと一緒に燃え尽きる事が出来るのに

窓の外から強い雨音が聞こえる
それはあまりにも冷たい雨

雨がこの炎を弱めてくれたなら
もっと長くあなたと居られるかもしれない

私は炎をじっと見続けている
あなたの面影が燃え尽きるまで

そして私たちの
過去のすべてが燃え尽きるまで






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