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ロシア軍、ウクライナに侵攻

ロシアのプーチン大統領は24日午前6時(日本時間・24日正午)頃、露国営テレビを通じて緊急演説し、ウクライナ東部で「軍の特殊作戦を開始する」と表明した。演説後、首都キエフなどで爆発が相次いだ。ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まった模様だ。

米CNNは、首都キエフのほか東部ハリコフで、「絶え間なく大きな爆発音が聞こえる」と報じた。米紙ニューヨーク・タイムズは、ウクライナ政府の話として、黒海に面したウクライナ南部のオデッサにロシア軍が上陸したと報じた。

米CBSニュースによると、ウクライナ政府は「キエフを狙った巡航ミサイルと弾道ミサイルの攻撃が続いている」と認めた。

プーチン氏は演説で、親露派武装集団が一部を実効支配しているウクライナ東部で、ウクライナ政府軍による「ジェノサイド(集団殺害)」が起きていると主張し、軍事作戦の目的は市民を保護するためだと説明。「ウクライナの絶え間ない脅威に、ロシアは安全と感じることができない」と作戦の正当性を強調した。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、2014年3月に南部クリミアを併合して以来となる。ウクライナの親米欧政権の崩壊を狙っている公算が大きく、国際法に明確に違反する。

プーチン氏は、ロシアが米国や北大西洋条約機構(NATO)側に求めてきた、ウクライナをNATOに加盟させない確約を巡っても、1991年の旧ソ連崩壊以降、「30年にわたり、不拡大を巡って合意しようとしてきたが、我々を欺こうとする試みだった」などと説明した。

演説に先立ち、露大統領報道官は23日深夜、ウクライナ東部の一部を実効支配する親露派武装集団の幹部が「ウクライナ政府による軍事攻撃の撃退」を名目に、プーチン氏に軍事支援を要請したことを明らかにしていた。

プーチン氏は21日、親露派支配地域の一方的な独立を承認し、「平和維持」名目で部隊を派遣するよう国防省に命じていた。22日には露上院が、同地域での露軍の活動を承認した。

ロシアはウクライナ北方のベラルーシや、南部クリミアにも部隊を集め、東部の親露派武装集団を含め約19万人規模に膨らんでおり、ウクライナに東と北、南の3正面から同時侵攻する可能性が取り沙汰されていた。

旧ソ連構成国ウクライナを巡っては、プーチン露大統領が「歴史的な一体性」を主張し、NATOへの接近阻止を図ってきた。ウクライナを自国の「勢力圏」にとどめるため、強硬手段に踏み切ったとみられる。

ロシアは昨年12月以降、ウクライナをNATOに加盟させない確約などを「根本的な要求」として、米国とNATOに受け入れを迫ってきた。今月17日の米国宛ての文書では要求を受諾しない場合、「軍事技術的な措置」を警告していた。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は24日、ロシアがウクライナに対し「無謀で挑発的な攻撃を行った」として、非難する声明を発表した。ストルテンベルグ氏は「我々の警告と外交努力にもかかわらず、ロシアは主権のある独立国家に対し、侵略の道を選んだ」と述べた。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220224-OYT1T50100/

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