週末なのでお店は満員で、カウンターには常連の一軍の人たちがいて、テーブルには少し大人しい二軍の人たち、わたしたちは奥の座敷の子供部屋です。

面白焼き鳥屋さん、いろんな会話が聞けて箇条書きです。

１）お店に入ると大将のTシャツの背中に「挨拶より万札」と書いてあるのに爆笑

２）お店の奥に行くときと帰るときにみんな「うるさくてごめんな」と頭を下げてくれました（ホントはとても面白くて聞いてるだけで楽しかった）

３）貞夫さん（常連）は、料理屋さんをやっているらしいけど、あまりお店を開けていないそうで、他の人から「お前の所はいつ行っても暖簾が出ていない。ここの大将みたいに年中無休で働け」と言われると「うちは大企業だから福利厚生に力入れてるんだ」言い返していました。

４）貞夫さんは、最近養毛剤をつけ始めたみたいで「娘がよぉ。頭のツルツルのところがザラザラして来たって言うんだよぉ」「そりゃあ、カビがはえてんじゃねぇか？」と茶々が入ると「毎日写メ撮ってるから、見せてやろうか？」「（大声で）俺は半年後にヒヨコになる！」見かねた大将が「貞夫、うちに来て同じ話を何回してんだ」と止めようとすると貞夫さんの弟子のような若い人が「俺、三日間ずっと聞かされてます」とぼそっと言ってました。

５）ゴリさんは（一日目に睨まれたおじさん）は元893で「緊急事態とかマンボウとか酒と女が禁止なんて、刑務所といっしょ。タバコまで値上げしやがって、死んだ方がまし」と言いながら、男の子を呼んで100円あげてました。そしたら男の子が喜ぶので、今度は10円を何枚かあげるともっと喜んで、1円や5円をいっぱいあげると喜びMAXで「あんがと」とニッコリします。彼のお金の価値観は枚数で金額ではないことが分かりました。おかみさんが「この人、誰？」と聞くと男の子が「ゴリラ」と答えて店中追いかけまわされて、足を掴まれて逆さ刷りの刑にあって喜んでいました。

６）男の子がお土産のお菓子ばかり食べて、ご飯を食べないのでおかみさんが怒って、お菓子は明日！と言うと泣き出しそうになりました。おかみさんが折れて、最後に１つだけよと言うと、大きなチョコレートを袋から取り出しました。「あんた、「一番大きいのを選んだね」と大笑いしてました。

７）わたしたちが帰るころ、貞夫さんたちは貞夫さんのお店を改造して、スナック貞子を作れと説得されていました。看板とスカートはみんなでプレゼントするそうです。

後、夫婦で来てた人が、奥さんがDVでご主人を裸で縛って暗い部屋に閉じ込めるとか、テキーラを泡盛で割って飲んだら、玄関で倒れて気が付いたらおねしょしてたとか笑って焼き鳥を食べる暇がなかったですｗでも筍の天ぷらを塩で食べたのは美味しかった。

部屋に帰って、一息ついて閉店間際の銭湯に行ったら、半分電気が消えて薄暗くてお湯があまり熱くなかった。ボイラーを閉店間際は落として、お湯は余熱だそうです。