1547番:アルト・ハイデルベルク(124-B)
- カテゴリ:日記
- 2022/03/15 21:54:36
アルト・ハイデルベルク(124- B)
カール・ハインリヒ: どうもありがとう.
....ケティー: 私のあの詩、よかったかしら?
カール・ハインリヒ: (笑って) ええ、素晴らしく気に入りました.
....ケティー: いいえ、あれはよくありませんでしたわ.
カール・ハインリヒ: よくなかったですって?
....ケティー: あの詩は初めは暗記するつもりはなかったのですわ.
.............................でも伯父も伯母も、あれをとても気に入ってくれて.
.............................あなたがここに入って来られたとき、もっと違った
.............................感じの人だったら、私は花束は差し上げたでしょうが、
.............................詩の暗誦はしなかったでしょう.
カール・ハインリヒ: (立ち上がって) 別のふうにとは? 僕がどういうふう
............................に見えていたらというのですか? .
....ケティー: さあ、わからないわ...
カール・ハインリヒ: フロイライン・ケティー、僕がどういうふうに見えていたら
............................というのですか?(彼女を軽く自分に引き寄せる)
....ケティー: だめ!いけませんわ!
カール・ハインリヒ: ケティー.
....ケティー: (王子の手をふりほどいて、半分怒って) およしになって
............................下さいね、こんなこと.なぜと言って、きょう、あなたに
............................きっぱりと申し上げておきますが、私は婚約してますのよ、
............................もうかれこれ1年ですわ.
カール・ハインリヒ: (あ然として、恥入る).ごめんなさい...僕は...その
.............................ごめんなさい!
語彙しらべは124-Cに書きました.