タイムマシンについて語る
- カテゴリ:日記
- 2022/03/19 12:09:03
私の大事なくーちゃんが死んで半年経った。もしタイムマシンがあったらくーちゃんが生きてて実家で暮らしてた日々に戻って一日でも昔の自分と入れ替わりたいと思う。実家にいた時は今とは違う生活をしてて母が家事をやってくれて昼間母と喋ることもあった。もっとくーちゃんと暮らせる日々を大事にしたらよかった。
ドラえもんの藤子不二雄の短編にこんなのがある。主人公はおばあちゃんのことが好きなんだけどおばあちゃんは死んでしまって親戚とみんなで悲しんでおばあちゃん帰ってきて!泣く。あの世のおばあちゃんは私のためにあんなに泣いてるんだから生き返ったらものすごい私のこと大事にしてくれるだろうと思って生き返る。でも実際生き返ってみると主人公も親戚もおばあちゃんってほんとにこんなんだっけ?ってびっくりしてボコボコにいじめておばあちゃんは死んでしまう。
人間は別れや死の瞬間から思い出の美化が始まってて、実際過去に戻ってみると本当にこんなんだっけ?って現実を受け入れられないことがあるって作品だった。
私が過去に戻ってくーちゃんに会ってみるとどう思うんだろ。ソファで寝てばっかりでわんわんうるさいし思ったのと違う?って思うのか、いややっぱり可愛いいい子だって思うはず。
私は一年前転職して前の職場に別れを告げた。一年前なんて最近のことなんだけど過去に戻って一日でも前の職場に出勤したらほんとにこんなんだっけ?って思うだろう。この一年、くーちゃんも死んで、外国では戦争もあった。自分も世の中も変わった。
でもタイムマシンに乗りたい今日この頃であった。