Nicotto Town



理由には理由があり、その理由には理由がある

スキーから帰宅してひと晩。

ごく軽い筋肉痛が足にあるのですが、足の左右で痛みの場所や強さが違う。端的に左右のバランスが取れた動きが出来ていないということです。スキーは、もともと左ターンが苦手&右ターンの切り替えの初動で左足が開く癖がありました。


フォームの崩れは、局所的な原因では中々発生しないものです。


もともと背中の側弯が少しあるのですが、泳いだり走ったりする前にはストレッチをして、偏った筋肉の張りをほぐすことで、しばらくの間は体のねじれがだいぶ矯正されていました。

私のクロールのフォームの大きな課題の一つは、左手のフォロー。肘が低く、手先が上がったような状態でのフォローになりがちです。

なぜ左手のフォローが上手くいかないのか。

しばらく前に気が付いたのですが、その課題が発生する原因は、実は恐らく左手そのものにはない。左手で水をかいて右手が前に出ている時、体のローリング(右肩が下がり左方が上がる動き)が少ない。そうなると左手は、必然的に左ひじが上に上がらず先述のような動きになるか、ものすごく低いフォローをするしかない。
じゃあ課題の原因は左手そのものではなく、右へのローリングが少ないことなのかと言うと、たぶん違う。

なぜ右へのローリングが少ないのか。

それは、右腕のフォローがしっかりと体の前に伸びきったところまで飛ばせていないから。右手が前にしっかり出なければ、体を斜めに傾けてローリングすることは出来ない。

じゃあどうして右腕のフォローがしっかりと体の前に出せていないのか。

右手のフォローで前に出ないことが私の左手のフォームの崩れの原因ではあると思いますが、以前からあることに気が付いていました。
右手が前に出て、左手が水をかいて後ろに下がった時、頭を右手につけるように寝かずらく、左の方も上に向かってねじ上げることがしにくい。これは左肩甲骨と背骨の間当たりの僧帽筋が硬いのかと考えていました。
しかし最近ストレッチをしていて、僧帽筋の直下当たりの広背筋も右が左に比べてに固い。

ん?あれ?ここって広背筋なのか?

ここで私は自分の理解の間違いの可能性に気が付きました。僧帽筋や広背筋も固いことは硬いのでしょうが、そのもっと大きな原因は、広背筋でも僧帽筋でもなく、首筋から骨盤まで脊椎沿いを長くつなぐ、いわゆる脊柱起立筋群の全体が硬くなってしまっていることに由来するのではないか? そのことで左側全体が縮む方向に引っ張られ、それに対抗してバランスをとるために、右の僧帽筋が緊張している。それにあわせて骨盤は左側が前に押し出されるように歪む。これ完全に私の上半身の状態じゃん。

じゃあということで、数日前からクロールで右手が前に出た時の体の形を大げさにしたスタイルでのストレッチを、腰の方まで伸びが効くようにしながら行うようにしました。

明らかに違う。
もちろん体の可動範囲に合わせたフォームの癖がついてしまっているので、いくら体をほぐしても意識的に動かさないと体は動かないので、右手のフォローを高く大きくすることも意識しました。その意識も合わせて泳ぐと、確実に違う。

前置きが長いのですが、それでスキーに話が戻ります。

このストレッチをしっかりして、肩から腰までを伸ばしてから滑ることを今回は心掛けました。結果として、絶対変わってる。もちろん意識も色々変えて体を動かしてはいますが、やっぱり違う気がする。
どうして左ターンが苦手&右ターンの切り替えの初動で左足が開く癖があったのか。それは体の可動範囲のアンバランスさで、左谷足となっても左に荷重が乗りきらず、右足に大幅に荷重が残っているから。だから冒頭で書いた通り、意識を変え、体をほぐしても、なお右足の方が筋肉痛が強く出る。ということかと。
ただこんどは、そうすると右ターンで後傾してしまい荷重が後ろに逃げてしまう。それはどうやって補正するのかな。。。

まあなんにしても、何も考えなければ「ああ右足の方がちょっと痛いな」で終わってしまいそうですが、あらゆることを「なぜなのか」と掘り下げていこうと思えば、こんな程度のことからも気づきがあるものです。


すみません、完全に独り言でこんなに色々書いてしまいました。
読まされた皆さま、申し訳ありません。。。

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2022/03/23 03:03
効果があるというか、考えないはあり得ない、ということかと。
どんなに上達しても、基礎練習をおろそかにしないこと。
あれもこれもやらず、練習するポイントを決めたら余所見をせずに、それだけに集中すること。
そして、常に考えること。
それがすべてじゃないですかね。
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2022/03/22 17:34
だれしも左右に偏りがあって、全く同じ人なんていない、とヨガの先生はいつも言う。
だから右左両方のポーズを取ってやりにくいほうを余計にやって偏りを矯正するようにって。

漫然とやるのではなく、意識を持ってってことは、非常に効果があるんじゃないかと^^

そういうことでしょ?



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