Nicotto Town



キーウ、チョルノービリ、オデーサ


幼少期、高齢者がレモンティーを「レモンテー」と発音するのを聞くと、
ああ年寄りってダメだなダサイ(死語)と思ったものですが、
各種の名称変更を覚えきれず苦労する私も立派な高齢者になりました。

グルジアがジョージアになった頃、腑に落ちたことがひとつ。
ビートルズの『Back in the USSR』のサビの歌詞に、
『ジョージア』が出てきてたけど、あれ、グルジアのことだったのね。

名カメラ、コンタックスのクローンとして有名なキエフも、
『展覧会の絵』ラストのキエフの大門も、今後はキーウですね。
言い間違えるとゼッタイZ世代に笑われる。気を付けよう。

チョルノービリ、チョルノービリと何度も暗唱する。
ビリケンとかいう素っ頓狂な神様の姿がオーバーラップする。
間違えてチョルノービルと発音すると、わずかに伸びた野草にも思えてくる。

オデーサ、オデーサ。イタリアの名バンドAREAのライブ定番曲、
『オデッサのリンゴ』も『オデーサのリンゴ』になるわけだ。
津軽の農民が、オレの作ったリンゴだと主張してるようである。

KMZが作ってるBMWに似たバイク、ドニエプルもドニプロに変更。
オフロード専用車みたいで都会を走りたくない名前だなぁ。
いや、イタリアにもドロミテってブランドがあったから、いいか。

ハリコフがハルキウ……無理、忘れるに決まってる。
誰かのSFで旧ソ連圏の科学者にハリコフって名前のヤツがいた。
あれは人名だからいいのか。

権威も信用も実力もない、小金持ちというだけが取り柄の国に住む者として、
欧米に追従迎合してお情けで生き延びるための当然の責務ですから、
頑張って覚えます。キーウ、チョルノービリ、オデーサ、ドニプロ……




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