夏日 姐さんかぶりで手ぬぐい巻いて
- カテゴリ:コーデ広場
- 2022/04/11 19:15:03
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昨日、夏日
夏の風に吹かれたいと思った。
翌日の準備がすんでからと
カレンダーを見ると
!!!10日が最後の展示会
行田市の北大竹遺跡から子持ち勾玉が大量に見つかり
県の文化財収蔵施設で特別公開 埋蔵物の再現展示がされている
絶対観たい
見たい
見たい
タクシーに飛び乗って
一目散
荒川を渡りました
これが子持ち勾玉か
なんだ?こりゃ?
脚みたいなもの
鱗みたいなもの
目みたいなもの
なんだかわかんないけど
模様も入っている
こんな勾玉初めて見た
いわゆる勾玉型というのだろうか?
それとも、これが原型に近く
これがよりシンプルになっていき
現在私たちがイメージする
ツルンとした形になっていったのだろうか?
勾玉とは三種の神器と言われる「剣・鏡・勾玉」のうちのひとつだ
しかもこれは日本列島の東側のさきたまの豪族の祭祀に使われただろう勾玉だ
それも45個も祭祀に使われた状態で見ることができたのは感動だ
勾玉といえば首飾りに使われるものというイメージだが
蓋つきの須恵器の中に
手のひらにすっぽり収まるくらいの大きさの「子持ち勾玉」が入れられ、
勾玉が臼玉を産み出したかのようにお腹の下にたくさんの臼玉が置かれている
こうしてみると、豊穣の象徴としての勾玉だろうと思える
わたしには、新宿区の旧フジテレビ社屋の跡から発掘された
縄文時代、出入り口の敷地の下に埋められていたという
エナキの中の胞衣の形にも見えた
これらを土中に埋めて子どもが生れた家の安泰と繁栄を護る力にしたという
とすれば、この子持ち勾玉は「カミ」あるいは「代替わりした新首長」の力を護る
あるいは力を与えるものとしての祈りの『祝』ではないか?
想像をかきたてる発見だ
興奮さめやらず
出口に行く
一番近いバス停留所は?と聞くと
歩いて30分とある
よし、それなら1時間はかかるが
目の前の荒川大芦橋を歩いて渡ろう
遠くに見える水道橋の向こう
対岸には吹上こすもすアリーナ停留所がある
そこでバスに乗ろうと歩きだした
緑の麦の穂が一面風にたなびいている
素晴らしい景色だ
ベニシジミが飛んでいる
白花蒲公英も咲いている
いい気分でアリーナ停留所へ
ああ・・・3時間に一本のバスは行ったばかり
そうだ、コウノトリを見よう
4月末日まで無料の「天空の里」は一月にオープンしたばかり
「コウノトリ野生復帰センター」だ
空と花の二羽はケージのなかで元気良さげに歩いたり飛んでいた
うわ、すごい 大きい
コウノトリ伝説が市の名前の由来になっている
コウノトリの舞う地域環境をという願いの第一歩が
叶ったのだから すごいぞ
遊歩道を歩いていて
こんな大きい鳥が目の前に現れたら
ぎょっとなるだろうなあ
飛んでいるだけが鳥じゃないからね
さてと、バスは待てない
あとJR一駅分くらい歩けば自宅だ
歩いて帰ろう
荒川左岸の遊歩道は菜の花一色
最後の春を堪能しながら
自宅近くの大きな建物を目指して歩きました
自宅の最寄り駅について
昼ご飯を食べていなかったことも
今頃アリーナバス停留所にバスが着くころと思うと
歩いて良かった、になった
歩数計を見ると約一万歩
約5キロぐらいだから
あんまり歩いていないんだ
昼に乗ったタクシーの運転手さんに
帰ってきたよ~と挨拶する
いい散歩だったよ
江戸時代の飾り櫛にようにも
カブトムシの幼虫のようにも
見えました
発掘品は他にもいろいろあったのですが
その中には大きな大きな甕がいくつもあり
豪族の代替わりのときの祭祀用具を捨てたとみられると解説がありました
こんな大きな甕を6~7世紀には作っていた
しかも釉薬がかけられています
大甕をつくるには高い技術と用具が必要ですから
高い文化があっただろうと想像できます
天皇家の三種の神器は
権力の象徴として
原住民族から取り上げたり奪ったりしたもので
八咫鏡は皇居に置いて禍を成したそうで
伊勢神宮に封印してあるということですね
勾玉ももとはと言えば
誰かのものだったのでしょう
この三種の力のうち
勾玉を作った人々が
もともとはどのように使っていたかを
知るきっかけになる今回の発見ですから
大潮は興奮しています
「北大竹遺跡 発掘 勾玉」
で検索できると思います
銅鐸が大量に発掘される以前は
大陸から持ち込まれた大陸の生産鋳造と言われていましたが
荒神谷の発掘によって
日本で作られていたことがはっきりしたときと
同じドキドキ感があります
勾玉 好きです
三種の神器といえば後醍醐バカヤロー上皇を連想します。でも検索した画像をみたら、勾玉って美しいものですのねぇ。大潮さんのおかげで認識新たにしました!
すてきなお散歩でもありましたね^^