Nicotto Town


ピーターパンとさようなら*


てんしちゃん

間違って生きてしまっている、という自己認識が強い。

本来ここにいるはずの無い〝わたし〟という存在に疑問を抱く。頭の隅にずっとある違和感。この世界の気まぐれが続いてるだけ。

居てもいなくても良いよ、と
ぺらぺらの原稿用紙の上に追いやられて笑われる。

いつ飽きられるんだろう。
いつ退場できるんだろう。

まぁわたしに不利益は無いので
騒ぎ立てなんかしないんだけど。

生きてることが おかしな存在にとって
生きていけることは ご褒美なのです。



ねぇ、
この世界を作って居られる原作者のあなた。

〝わたし〟という誤植に気が付かないで
一生を終えろ。

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