ナガミヒナゲシとひき蛙 1
- カテゴリ:日記
- 2022/05/01 15:56:09
ナガミヒナゲシは
薄いオレンジ色の花がすらっとした細茎に咲きます
見かけによらず
コンクリートの割れ目なんぞから、にゅきにょき生えてくるので
姿形からは想像できない根性のあるやつで
そこがまた好きです
前に住んでいた街には
春になるとこの花が咲きだし
道や庭先が明るくなります
そうすると警戒しなくちゃならないのがヒキガエルです
雨が降りそうになると
オレンジ色の花の根元にヒキガエルがずらりと並びます
わたしが住んでいたアパートの
通りひとつ離れた池が住処だそうです
ここで生れて育った隣のお兄ちゃんが
「断腸亭の池のヒキガエルだ」と教えてくれました
小さなころ、よそ様の敷地の池でも遊びに行ったそうです
断腸亭は永井荷風が明治大正時代住んでいた離れだということですが
その庭に小さな池があるそうです
その跡がその時は郵政省の社宅だか研修施設になっているのですが
人影はありません
裏庭の池があるあたりは草ぼうぼうです
この池から
家の玄関前に何用か、ゲロゲロとモノ申しに来るのです
手のひらに余りある巨体ですし
玄関ドアの前に居座られるとどいてくれるまで
説得に時間がかかります
雨の日なんかはヒキガエル王国かと思うほどの数の蛙が
コンクリートの下垣の上にずらりと一列並んでゲコゲコ鳴いています
通りからこっちになんで来る?
と尋ねると
こっちはきれいな花が咲いているから遠足だといいそうです
遠足は昼だけにしてほしい
夜、酔っぱらって帰ってきて
お前が玄関の前にいると
ドアが開けられないじゃないかというと
蛙の面になんとかってダンマリです
一段下に行けというと
ノッタリと一段下がります
ドアを開けると
なんのつもりか
さっきのノッタリはなんだったのか??と思うような素早さで
ドアの中に入ろうとします
こいつ~
お前が眠るところはうちにはないんだ~
池に帰れ~
と弱弱しく抵抗すると
困ったように首を回して
仕方なさそうにべたんべたん仲間の並んだコンクリート垣にもどっていきます
こいつが(同じ蛙かどうかは定かではないのですが)
ナガミヒナゲシの咲いている間
玄関ドアに向かってゲロゲロ鳴くのです
ちなみにそのアパートにはナガミヒナゲシは咲いていません
そこから引っ越してもう長いのですが
ナガミヒナゲシはここにも咲いていて時々見かけます
すると、このヒキガエルの鳴声を思い出します
きのう、武蔵用水沿いを歩いて帰ってきたので
わたしの好きなオレンジ色の花が咲いているなあと
ヒキガエルのことを思い出していました
今日、はるさんの日記を読ませてもらってたら
エメラルドさんへのコメントがあって
ナガミヒナゲシじゃないかって知りました
そうだったのか
図鑑を調べると
ああ~
好きな花なのに~
生態系被害防止認定植物です
今度からは見かけたら
根っこごともらってこなくちゃいけない
この花が毎年咲くのは
根性だけではなく
車の振動で種子がこぼれたりタイヤにくっついて
遠くまで運ばれるからだそうです
花のうちに摘んでこないとなあ
シジュウカラの営巣の話はまだ読んでいません
読みに行かなくちゃ ソワソワ
最初、強制排除しようとしたんだけど
なんかぶよっとしていたり
ゴロゴロしていたり
思わず叫び声をあげちゃいそうな感触なもんで
持ってる酒ビンで「どいてよう~」しながら
話しかけました
ひき蛙もウシガエルに押されて生きにくそうですね
今住んでいるのは関東北部になるのですが
ひき蛙は農薬にやられたのか
声も聞こえません
武蔵用水が水辺遊歩道として整備されたからです
公園や遊歩道として整備するのは生態系破壊工作にあたらないのかと
悩ましいです
自然と共生するのはおっかなびっくりですが
なんとかつきあっていかなくちゃ
『とりぱん』という漫画で、伏せておいた植木鉢で
シジュウカラが営巣した話もうらやましかった。
Gで始まる勝手に居候を決め込もうとする虫はお断りですが
野生の小さな生き物の寄る辺になるというのはいいなあと思います。
ちゃんとヒキガエルに因果を含める酔っ払いの大潮さん
想像するとちょっと笑えます。
私なら「ちょーっとごめんなさいね」って強制排除しそうです。
あ、でもただでさえとろい私が酔ってるんじゃ捕まってくれないかな。
今の家に越してきた頃には、すぐ近くの用水路で毎年賑やかに鳴いていましたが、
用水路に沿って水辺公園的に整備された時に、一族郎党うち揃って
新天地に旅立ってしまいました。
ナガミヒナゲシは私も毎年かわいいなと思っていたのが、
図鑑で名前を調べてのけぞりました。
ほんとは見かけ次第抜かなくちゃならないのでしょうが
コンクリの隙間とか、縁石の途切れ目とか
抜くのが難儀そうなところにばかり咲いているんだもの。
ついつい目こぼしをしてしまいますw
再コメントありがとう
うれしいよ
テーマも定かでない日記なので
楽しんでいただけて
うれしさ倍増~~~
飄々とした文章といい軽妙な内容といい、読んでいてすごく楽しくなる日記でした
さらに丁寧なお返事までいただいて…すごく嬉しいです
ありがとうございました~(^^)/
思わず愛でたくなる可愛いさですよね
春になると咲くのを楽しみにしてました
これからは摘む花として楽しみにします
赤いけしは魅惑的ですね
風に揺れるのを見ていると
いつまでもみていたくなる
艶のある赤が太陽光に透かされて濃淡が重なり
きれいだなあと毎年楽しみです
誕生花だとなおさら親しみがわきますね
そんな曰くがあったのですね
画像を見たら、なるほど、その辺によく咲いてますね!
オレンジとか黄色のポピー(昭和記念公園などに咲いているポピーの種類)も
かわいくて大好きなんですけど、
ナガミヒナゲシはそこまで華やかではないんですよね。色も花の形も。
自分の誕生花の1つが赤いケシだと知ってからは特に
ポピーが好きになりました。
それにしても、大量のヒキガエルってすごい光景・・・(T_T)/~~~
カルフォルニアから来たポピーかもしれませんね
かわいいんですよね
そうだったのかあ~
ヒキガエルは餌をねだりにきていたのかも・・・・・
あ~残念~
蛙と友達に
いや、家来にできるチャンスだったのに
ソーセージでいいなら
用意できたのになあ
眠るところ探してるのかと思ってた
その後、近所のちいちゃな土がある住居に引っ越して
そこでは重ねておいた植木鉢に蛙が冬眠し始めたので
こいつくっついてきたのかと思うことにしました
冬の間、梅の根が凍らないように梅鉢の下に土だけを入れた鉢を置いておいたのです
梅が芽を出す頃、朝毎に梅鉢が方向を変えているので
何だろうと思っていたら
下の鉢が蛙の寝床になってました
自分ででてくるまで待っていたら
次の年も寝床にしていました
ヒキガエルは付いていませんがw
ナガミヒナゲシと言うのですね~
どういう訳だか「カルフォルニアポピー」って覚えていました(*^^*)イロガ ゼンゼン チガッタ
子供の頃に住んでいた家は、夜になるとヒキガエルが出てきて…
母がソーセージを貢いでいましたw
あの太々しい顔がちょっと懐かしいです
まあ、今、出てこられても困りますが(^-^;