南の魔女クレア120
- カテゴリ:自作小説
- 2022/05/10 04:43:30
クレアは籠の中に入れた「魔気」はどんな魔力があるのか、どの様な使い方をするのかを知りたいと思って其れを持ってコボルト村に行って籠の中に入れた「魔気」を見せてコボルト達に何か知って無いかを聞きました。
コボルト達の中の一人で魔力が強いと言う何人かの一人が森の中で遠くに居たのを見た事が在るが其れが何なのかは解らないが木々の奥へ奥へと入って行って自分達が行けない場所に行ってしまったので何だろうと思ったと言いました。
コボルトも其の籠の「魔気」の力とか用途とかに興味を持ちました。
猟師の家に行くと何かと興味を引く物が在って其の使い方を猟師に聞いて其れを買ってきてもらうと仕事に役に立つものが色々あってコボルトの木の家もカンテラからランプの明りを使ったり布も麻やよりも綿の布に変えたり麻縄を編んだ敷布団や藁のベットからマットレスをベットに使ったりして来てました。
何か自分達に役に立つものなら其れを役立てたいとコボルト達は言いました。
其のためにクレアに其れが何なのかを解明するのを手伝うと言いました。
クレアも色々試しても解らなかったのでコボルト一緒に火の光に照らしてみたり夜を待って月にかざしてみたりイチゴ畑に近づけたり野菜をくっつけてみたり色々な花をくっつけてみたりしました。
其の籠に居れた「魔気」をかざすと木々がざわめきました。
クレアは其れだけに時間を使っている訳に行かないので暫くの間それをコボルト達に任せて魔女の城のまだ見てない所でクレアが何とか入れる所は行ってみる事にしました。
クレアは魔女の城の中のまだ見てない部屋を探しては見つけたぬいぐるみを取って来たり色々な家具の引き出しを開けたり箱のふたを開けてなかみを確かめたりしました。
そうこうしている内に何時の間にか一匹の茶色の犬がクレアの後を付いてきているのに気が付きました。
クレアは恐らくどこかの時代の魔女がペットにしていたのか使い魔にしていたのかは解らないが此の城の中に何百年も閉じ込められているのは可哀そうだと思いました。
ずっとクレアに行く所についてきているのならクレアに城の外に出して欲しいのかと思い其の犬を抱き上げるとクレアの仕事部屋に繋がっているドアを通して連れ帰りました。
そして自由にどこにでも行きなさいと同じ様に魔女の城から連れ帰って外に放ったカラスの様に外に放しましたがどうしてもクレアの傍から離れずについてきてしまいます。
仕方ないのでクレアは其の犬の好きなように自分について来るのなら其のままにしていました。
魔女の城の中をクレアについて来る犬を連れて図書館からの廊下を歩いていると一つのドアの前で犬が吠えました。
クレアがそっとドアを開くと一匹の白いウサギが壁の隅に震えています。
クレアが近づくとウサギは「私を助けて・・・友達と逸れてずっと一人ぼっちなの・・」とかぼそい声で言いました。
クレアは拾ったぬいぐるみを入れる為に用意した幾つかのぬいぐるみが入っている籠に其の震えている白い子ウサギを入れて修道院の中に作ったクレアの仕事場に通じるドアから家に持ち帰り修道院の庭に放しましたが犬が近づくと怖がって飛び跳ねてぬいぐるみが入っている籠に入ってしまいます。
クレアがどこかに出かけようとすると其の籠に入って「私を一人にしないで、私もつれて行って・・・」と震えながら言います。
仕方ないのでクレアは村に修道院から出る時は其のウサギと何故か其の籠に入れたぬいぐるみを拾ったぬいぐるみ専門の部屋に入れようとするとうさぎが寂しいと震えるので仕方なく其の籠を持って連れ歩きました。
村人には話をするウサギは受け入れられてアクレが名前を聞くと「ミクル」と小さな声で答えて居ます。クレアはウサギに名前がある事に其の時初めて解りました。
此れから修道院をクレアの気に入った館に改修しなければならないし魔女の城ももう少し全体を把握しなければならないしコボルトに渡してある「籠に入れた魔気」の事も気になるしでまともに白いカラスやクレアにまとわりつくイヌやしゃべるウサギについて構っている余裕は無かったのです。
犬の方は連れて村に行くと此の村は犬になれていないのか診療所の父の後を継いだバロルド以外はおびえてしまうのでクレアは出かける時は修道院の敷地内に放して裏口のドアを開けて自由に中に出入り出来る様にして出かける事にしました。
其の日クレアは「籠に入った魔気」の事が気になったのでコボルトに預けて色々試して貰っていたのでコボルトの村に行きました。何時もの様に子ウサギ入れた籠を持ってコボルト村に行くとコボルトの魔力が強い一人が「木々が何をして欲しいのかを聞いているようだ」と言いました。
クレアは試しに木々に向かって其れをかざしながら道を開けて欲しいと言いました。
すると木々がすっと横に移動して道を開けてくれました。
どうやら其れは魔女の森の木々を操る「魔気の一種」だった様です。
コボルト達は何日もかけて色々と其れをどう使えるのかを試してくれてました。
どうやらイチゴや野菜の栽培を良くすると言う効果は無い様です。
木々もいう事を聞く木々と聞かない木々が在ってコボルト達とどういう事かと色々なコボルトの知識と伝承を合わせて考えました。
此の魔女の森は一人の魔女が作ったのではなく其の時の用途によう其の中の一人の魔女が作った部分だけに反応をするとコボルトは言いました。
そして反応した所をコボルト達は地図にして書いていてくれました。
コボルトが言うには自分達の魔力では弱いが強い魔力のクレアが使うとはっきりするかもしれないと言うのでクレアは其の「籠に入った魔気」をかざしてコボルトが反応をしたと言う所に行って「道を開けろ」と言いました。
するとどうでしょう木々がざわざわと揺れると動いて道が出来たのです。
一人のコボルトが暗いと灯りを言うと薄暗く光ると言うのでクレアが「明るく!」と「籠に入った魔気」をかざすと木の葉とか草の一部が丸くほのかに明るく光って幻想的な道が出来ました。
クレアは其の温かい光に包まれて心が和み楽しくなりくるりと灯りの中でひとまわりするとクレアが持っていたぬいぐるみの入った籠に入っていたウサギも首を出して目を丸く見開いて嬉しそうにしていました。
コボルト達の要望で猟師の家に行く道が一人がやっと何とか通れるくらいだったので手押し車が通れる位開けてくれると取れたイチゴをもっと沢山一度に運べるとうのでそうするようにクレアは「籠に入った魔気」に命令しました。
其のあとから猟師を通してコボルト村の取れたてのいちごがたくさん村で売られる様になりました。
其れがどうもある「アイテム」を使うのでどっちに付くのか不明です。
「ピーターパン」の着せ替えアイテムを使いました。
設定は大昔の魔女との関係で「魔女の森」で囲まれて彼らの生活は守られていると言うのと魔力が普通の人より強い人が居て其の人の「血」が脈々と受け継がれています。
例えば「癒し」の力を使えるお婆さんが居て更に「伝承通りに作った魔女の薬」が薬草畑を作っていて作れます。
人との考量は猟師を通して村に狩猟した肉と魔女の森は冬場も温度が変わらないので冬場の野菜を村に売ってます。
過去の色々な魔女達が其の年代で関わって色々な文明を伝えているのと猟師と一緒に村にも顔を出してます。
ピーターパンの着せ替えアイテムを使ったのでドワーフ型に近いかもしれませんがドワーフより人間に近いイメージで私は書いてます。
外観は殆ど人間に変わりないが魔力が強く魔女の力に守られた「魔女の森」に住んでいて其処に居れば過去の日本で言う戦国時代の様な西洋のアンデルセンの童話の世界だと色々な領主いて領地争いをしていた時代に其の闘いから守られていたと言う事でしょうか。
其れよりも読んでいる方が居てうれしいです。
今回のロシアとウクライナの事で個人的に酷く動揺して個人的に傷つく事があるので現実逃避の様に「南の魔女クレア」を書く事に逃げてしまいました。
型? 獣人型?