Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


海岸線


いつの間にか  
またこの海岸にたどり着いた 
あの頃とは違う 
一人きりで 
側には誰もいない


潮風に髪をなびかせて
あの日を追走しても
あなたが出てくるはずもなく
短く切った髪がまたのびて
あの日と変わらない姿が悲しい


あなたを追いかけても
たどり着いけなかった
それはあの時も同じ
あなたが何を考えているのかも知らず
自分だけの世界に浸っていた


それが貴方には辛かったのだ
一人ではしゃいでいる私を見て
悲しい目をしていたのだ
私が気づかないうちに
なぜ私は感じなかったのだろう


あなたは言った
もう別れようと
その意味もわからずに
ただ呆然としてした
誰がそれを言うの


追えなかった 
あなたのことを
悲しかった
二人のことが 
もう二人は会うことはない


あなたとよく来た海岸線
今もこうして来るけれど
あなたを忘れるためじゃな痛い
あなたを抱きしめたいから
でももうそれも叶わないこと


いつかここに来ることもなくなるだろう
それはあなたを忘れることではなく 
あなたから卒業すること
そしてその日が来たら  
ここに来てあなたに涙を捧げよう




アバター
2022/05/29 12:37
セカンドさん
海岸線は何も知らない
ただ推して返す波の音だけを知っている
それ以外何を知ろうと言うのか
暮れゆく波の音だけを知っていればいい
アバター
2022/05/25 01:36
白い砂浜がどこまでも続いている
素足に打ち寄せる波が冷たい

満ちる潮の香りと波の音
目をつぶるとそこにあなたがいた

そして肌に感じる
あなたの温もり

それは過去の残像ではない

今優しく音を奏でる
私の心の中に残る想いの欠片だ

もうすぐ陽が沈む
あの日の最後の口づけがよみがえる

その思いをさえぎるように
冷たい波が私の足元をさらっていく








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