29日 哺乳類の雌は負担が大きい
- カテゴリ:日記
- 2022/05/29 13:26:31
ナワバリを持つ魚で一番大きいのが雌でこれがなんらかの原因で居なくなると次に大きいのが雌になるというのはコブダイやカクレクマノミ等有名ですが、性別を1日20回も入れ替えるお魚は初めて知りました。(18:22 修正:コブダイは雄が縄張りを持っていて。メスが雄に変わります)
この魚は雌雄同体ですが卵を何回かに分けて産むときに交互に入れ替わるが、理由は雌雄による分担の公平化だそうです。産みっぱなしだからできる手段で、卵を世話をする種類は雌が卵を負担し雄が世話をするタイプが多い気がします。調べたら卵や幼魚を世話するのは雄だけでした。これも分担の公平化です。
哺乳類の雄は殆どが種付けしっぱなしの雌任せで負担の公平化はなんでしょう?縄張り確保による安心安全か?しかし熊の雄は子連れの親子を襲うから自分の子孫残しに特化してそう。人間も直ぐに居なくなる雄が結構いるので雌の負担は大きいですね。考えたらこれは哺乳類の性(サガ)がです。乳を出さない雄は子育て出来ない。
ーーーー以下引用 浮気の誘惑を減らすため? 「性別」を1日に20回も変える魚【動物のふしぎ】5/23(月) 16:00配信 パナマのサンゴ礁に暮らす魚チョークバス、オスとメスの両方の特徴をあわせもつ鳥も
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パナマにあるスミソニアン熱帯研究所にほど近いサンゴ礁を泳ぎまわるチョークバス(Serranus tortugarum)。産卵中の行動を記録できるよう、個体識別用のカラーコードが付けられている。(PHOTOGRAPH BY MARY K. HART)
自然界には興味深い出来事がたくさんあるが、子孫を残すしくみはそのひとつだろう。オスとメスの決まり方ひとつをとってみても、ほぼ遺伝的に決まる哺乳類に対して、卵のときの温度が高いウミガメはメスになりやすいなど、爬虫類や魚類では環境に大きく左右されるものが少なくない。なかでも、オスとメスの両方の生殖器をもつ雌雄同体は、私たちにとって最も奇妙なものかもしれない。チョークバス(Serranus tortugarum)はその最右翼だ。
【関連動画】右半身がオス、左半身がメスの鳥が見つかる(リンク削除されてます)
サンゴ礁に生息する体長8センチに満たないこの小さな魚は、パートナーとペアを組んで、1日に20回も性的役割を入れ代えて励むという。チョークバスは卵を小さなまとまりに分けて産み、産卵期間中ずっとパートナーと性的役割を交代しあうのだ。
「この魚が見せた見事な性的役割の果たし方には驚きました」と、学術誌「Behavioral Ecology」に2016年に論文を発表した米国フロリダ大学の進化生態学者であるメアリー・ハート氏は説明する。
ハート氏は、パナマにあるスミソニアン熱帯研究所でチョークバスの研究を6カ月行った。毎日サンゴ礁の海に潜って観察したところ、片方が2回続けて卵を産むことがほぼなかったことをハート氏は発見した。そのおかげで、どちらか一方だけが、精子よりいわば“高価な”卵を差し出すという不公平は解消される。こうした配慮によって、パートナーとの協力関係を保ち、浮気の誘惑を減らすこともできる。
チョークバスが示すパートナーへの献身ぶりに、ハート氏は驚かされたという。「最初の月に私がマークしたすべての魚が、つがいの一方もしくは両方がいなくなるまで、6カ月間ずっと一緒でした」
つがいの間に割って入ろうとする別のオスによってしばしば邪魔されるため、完全な一夫一婦制とは言えないものの、この魚は繁殖期の何カ月もの間、毎日パートナーのもとに戻ってきたのだった。
以下省略
どこかの水族館ですがペンギンのホモカップルがいます。
よその雌の卵を奪って温めたとか。
鳥もいるのかしら?
これらの生物には性染色体はないのでしょうね。
環境に応じて同じ遺伝子の発現場所が違ってくるのでしょう。
雄雌の概念がないので入れ替わるという意識もないでしょうね。
入れ替わったことに本人は気付いているのでしょうか。