小説日記なるものを
- カテゴリ:小説/詩
- 2022/06/06 14:28:37
小さい頃から本、特に小説を読むのは好きだったけど、その内容は頭の中に保存するだけで文字に起こすことはしてこなかった。
でも、それってなんだか勿体ないような気がして。印象に残った言葉とか、せいぜい1週間ほどしか覚えてられないぽんこつ脳なので、色々書き留めておこうと思った次第である。
いや、実はもう一つ理由がある。
私はちょっと天邪鬼というか逆張り精神というか、現在進行形で人気なものってなかなか手を出しづらくて、漬物みたいにしばらく置いてから試すことが多い。小説もそうで、本屋では「新刊コーナー」から本を手に取ることはあまりない(書店員さん、ごめんなさい)。
そんな私が、つい最近読んだ本が『図書館戦争』シリーズである。
まさに、「いまさら?」って言葉が相応しいだろう。それは、自分が一番思っている。
でも、読み始めて人気だった理由がすぐに分かった。これ、尋常じゃないくらい面白い。なにより、有川浩さんの作品を読んだのも初めてだったが、彼女の言葉選び・キャラの関係性を含めたストーリー展開の丁寧さに惹かれた。『図書館戦争』・『図書館内乱』・『図書館危機』・『図書館革命』・『別冊 図書館戦争Ⅰ』・『別冊 図書館戦争Ⅱ』の計6作読み終わるまで、1週間もかからなかった。
彼女は、漢字を多用する人だというのも分かった。しかも、かなり難しい漢字も容赦なくぶち込んでくる。作品末尾にある解説部分に、稲嶺司令のモデルとなった児玉清さんとの対談も収録されているが、そこで漢字を多用する理由についても触れられている。
しわい。ケチ、とかいう意味だが、漢字だと「吝い」と書く。読み方も、意味もわからずに調べたが、この行為が記憶へと繋がるんだなと、ふと気付かされた。ふりがなが振られていて、「へー、こうやって読むんだ」とそのまま読み進めていたら、今ここで「吝い」について語っていないだろう。
有川さんは、割と難しい言葉を1作品の中で数回使っている印象も受けた。「あ、さっきもこの表現あったな」と、流し読みしていなければ気付く。
意図的なのかは分からないが、私のように「自分で調べる」ことを促すためであれば、小説家として只者ではない。純粋に、「すげぇ!」と思う。
長々と余談が続いてしまったが、「もう一つの理由」に戻る。
『図書館内乱』にて、『レインツリーの国』という小説がキーアイテムとして登場するのだが、実は、その本は実際に有川さんの手によって書き下ろされている。『図書館戦争』シリーズを完読した後、『レインツリーの国』に手を伸ばしたのは必然だった。
中途難聴を起こした女性「ひとみ」と、「伸」という男性による恋愛小説だが、彼らが出会ったきっかけというのは、ひとみのブログ「レインツリーの国」だった。
難聴ゆえに、現実世界で人と上手く話せない彼女は、ブログの中では小説の感想を非常に溌溂と語る。
その感想を偶然読んだ伸が、ひとみに直接メールを送り、メールのやり取りを通じて次第に二人は距離を縮めていく――。といった内容である。
さて、私がなぜまたブログを書き始めようと思った理由が分かっただろう。別に、出会いを求めていざ!というわけではないが、「小説についての記録」をしてみようと思うには十分だった。
ということで、現在読み進めている小説が終わったら、一つ目の記事を書いてみようと思う。
その前に、まずは意思表明をしてみた。
余談の余談だが、久しぶりにフィクション作品の登場人物に軽く恋をした。
堂上教官、現実世界のどこにいますか――。





























思ったことを行動にうつした、
こりゃすごいことですよ!