2022年7月期ドラマ総決算
- カテゴリ：テレビ
- 2022/07/09 17:46:14
2022年7月期のドラマ総決算です。金田一少年の最終回が７月にズレ込んでしまったことと、私がその最終回の日に左腕を傷めてタイピングがまともにできなくなってしまったので、大変遅れてしまいました。
ドロップアウト組
※該当作品なし
佳作ショートドラマ
●妖怪シェアハウス－帰ってきたん怪－ テレビ朝日 土曜夜１１時～
映画の前のリマインド。シーズン１より時間的に短いせいか、ストーリーのボリュームも減少。なんだかＥテレの子供番組のようなドラマに仕上がっていた。
●６位
警視庁・捜査一課長 season６ テレビ朝日 木曜夜８時～
今年は１０周年だったが、今シーズンでラストを迎えることとなったこのドラマ。最初は骨太の刑事ドラマだったが、次第に様相を変え、何だかよくわからないコメディともシリアスとも判別がつかないドラマに変貌してしまい、好みが分かれるところだったと思う。最後くらいは元の真面目な刑事ドラマに戻るかと思いきや、こちらの予想を遥かに超えるとんでも展開。これはこれで面白いのだけど、作る方もつらそうなんで、辞め時だったと思う。この変貌は、どこに需要があったのか、終わった今でも疑問。
※ネタドラマ賞
●５位
特捜9 season5 テレビ朝日 水曜夜９時～
今期は部署が替わり実質卒業したツダカンの代わりに、女性刑事役で深川麻衣が仲間入り。深川はアイドルだったけど大河に出るくらいの演技力はあるので、なかなか特捜９になじんでいる。一方山田はあまり出演せず、すっかり人気俳優になったので卒業するのかと思いきや、続投することがわかって安泰。結局ツダカンと深川が交替しただけとなった。今更ながら何故ツダカンが卒業したのかが気になる。木８枠終了と同時にシリーズ終了の刑事ドラマも多いだけに、水９枠が安泰なのは刑事ドラマ好きとしてはほっとできる。
●４位
インビジブル ＴＢＳ 金曜夜１０時～
少年漫画のように正義と悪の対比が鮮やかで、何も考えずにぼーっと見られるドラマに仕上がっていたと思う。残念だったのは登場人物の年齢が高めで、おじさんおばさんたちがわちゃわちゃしてる感は、若年層には受け入れがたい感じだったのではないだろうか。キリコを演じた柴咲の年齢がもう４０。悪の道を行く弟を助けたいと願うには、少し年嵩。登場人物の年齢層がせめてあと平均１０才ほど若ければ、よかったのに。そんな中桐谷のクズ演技は最高に似合っていた。悪役のオファーもっと来そう。
※助演男優賞(桐谷健太)
●３位
金田一少年の事件簿 日テレ 日曜夜１０時半～
可もなく不可もなく、といった感じ。演技的には初代よりはまともだったし、２～３代のかっこつけた感じもなかったが、４代目ほどの安定感は感じられなかった。代々続くドラマだからか、オーソドックスな作りなのも少し鼻についた。数ある中選ばれたエピソードの多くが、過去シリーズの焼き直しだったのも残念。あと剣持がイケメンすぎ。初代から使われている象徴的なBGMやSEが多用され、雰囲気が出ていた。原作では金田一が成長して３７歳になったシリーズがあるので、そろそろそちらを映像化してはどうだろうか。
※音楽賞
●２位
正直不動産 ＮＨＫ 火曜夜１０時４５分～
見るつもりはなかったのだけど何となく見てしまった。まず不動産会社を舞台にしたお仕事ドラマとしては、なかなか質が高かったと思う。それに加え、ジャニ退所後、本気で俳優に取り組んでいる山下が主演したのも注目を浴びる原因となり、NHKの大河と朝ドラ以外のドラマでは、珍しく話題となった作品。山下はさほど演技が上手ではないが、イケメンでちょっと人を食った感じのするイメージは、主役にぴったりだった。原作もまだ続いているようだし、続編も十分期待できる。
※ヒューマンドラマ賞/主演男優賞/特別賞
●１位
探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り 日テレ 木曜夜１１時５９分～
深夜何も考えずに見るにはぴったりのコメディだった。黒幕の正体は流石に意外だった。広瀬は他局でドラマの主演をしており、かなりの過密スケジュールで体を壊してしまったのかな。でも２本とも最後まで、そんなそぶりを見せることなくがんばったのはすごい。しばらくゆっくりしてまた元気な顔を見せてほしい。滝藤も水野も息があった演技で、本当に見ていて楽しかった。ミステリーとコメディを掛け合わせた本作は、私のドストライク。映画でもいいのでそのうち続編を見たい。
※大賞/ミステリードラマ賞/コメディー賞/特別賞/主演男優賞/主演女優賞/助演女優賞(水野美紀)
今期よかったのは２位まで。他は大体同じだけど３位は原作好きとしての楽しみが、４位は完全新作としての楽しみがあったので、この順位。多分世間的には正直不動産の方が評価が高いとは思いますが、私は探偵が早すぎるのメインキャストの３人のやりとりが大好きなので…。体調をくずした広瀬アリスには、ゆっくりと休んでもらって、また元気な姿を見せてほしいものです。最後だったのに最下位となってしまった捜査一課長は、記念にネタドラマ賞候補に入れました。今この賞にこれだけふさわしいドラマもそうないでしょう。
全体的に見ると平均が１０％台を超えたのは、マイファミリー、10カウント、特捜9の3つだけ。「10カウントとマイファミリーのジャニーズ決戦」と予想した私の推理が当たり、逆に面白くないシーズンとなってしまいました。前期のミステリと言う勿れのように、万人から絶賛されるドラマもなく、静かなシーズンだったと言えるでしょう。マイファミリーと正直不動産だけは視聴率が神推移となるも、マイファミリーは枠の力も大きいし、逆に正直不動産は視聴率そのものが低いので、バズったと言うには少し苦しいかも。ただマイファミリーはジャニーズ決戦には勝利したと言えます。私は見ていなかったけど、マイファミリーのあらすじを見るに、かなりの釣りドラマだったのでしょう…。釣りドラマは謎につぐ謎で視聴者の「続きが見たい」という心理をくすぐるけれど、後に何も残らないものも多いですが、マイファミリーはどうだったのでしょうか。
テレビを賑わせていたコメディが得意な監督たちは
ほぼ映画の方に行ってしまいましたからね…
やはり映画の方がテレビより自由度も高いし予算もとれるから
作り手として作りやすいんでしょうね。
正直不動産は意外とNHKでないところで配信してたような気がします。
有料になるかもしれませんが、チェックしてみてください。
左腕はまだ完治はしてませんが、そろそろ日常生活に戻っています。
ようやく両手で普通にタイピングできるようになりました。
> Ｐｉｎｏさま
最終回は前期連ドラで最高視聴率だったんですけどね…
釣りドラマの特徴に、迷走した挙げ句落としどころが見つからない、というのもあります。
滝藤さんはコメディの演技も楽しいですよね。
最近は「トリック」みたいなドラマがあまりない気もするけど
もう少し増えてくれたらいいな。
正直不動産は見逃してしまいました。。原作が面白いんですよね～
再放送やらないかな～オンデマンドの方もチェックしてみます。
左腕、大丈夫でしょうか？
無理せずゆっくり治してくださいね＾＾