1650番:悪童物語(2)
- カテゴリ:日記
- 2022/07/14 05:39:44
悪童物語(トーマ)
Lausbubengeschichten (Ludwig Thoma)
悪童物語(2)
———————————【2】———————————————————
Der vornehme Knabe
Und meine Mutter hat gesagt, es sind* feine Leute,
und du mußt sie immer grüßen, Ludwig.
Er* hat einen weißen Bart gehabt, und seine Stiefel
haben laut geknarrzt.
———————————(訳)————————————————————
そしてぼくの母はこう言った、あれはよく出来た
人たちだから、ルードヴィッヒ、お前はいつもちゃ
んと挨拶しないといけないよ.
主人は白い髭を生やしており、その長靴はきゅっ
きゅっと大きな音をたてていました.
———————————《語彙》———————————————————
*es sind:「それは~である」と紹介する場合に、性・数
に関係なく、中性形es を用いることができる.
動詞は述語名詞と一致する.
Leute = 3複 → sind (sein)
feine:(強女1格) <fein (形) 良家の、品のいい
der Bart:(変E) ひげ
*er:この代名詞が受けている名詞は見当たりません.文
の流れから推測すると、やって来た一家の主人と
いうことになる.ちなみに「主人」はドイツ語で
der Mann (変ER) 一応「主人」と訳しておきまし
た.
der Stiefel:(同尾式) 長靴
laut:(形、副) 大きな、騒がしい
geknarrzt:(過去分詞) <knarrzen = knarren
(自) ぎいぎい音を立てる、きしむ