Nicotto Town



永田カビについて熱く語る


私は永田カビの作品が好きなのだが、彼女の作品はすごく共感できるというかいい話だと思った。

一番最初の作品は五年か7年前くらいに読んで、彼女が30歳の時に書かれたものだった。
無職になったりフリーターになったりして自傷したりする作者だが、女性とそういうことができるお店を利用していろいろ喋る、という内容だった。そこで相手の女性からまだ30歳だったらこれからいろいろ出てくるよ、知らないことがいっぱいあるよと言われたと書いてあって、めっちゃ感動した。
私は18歳くらいの時にいろんなことで悩んでて、もうそれくらいの歳になると人間として完成されてるはず、と親とか教師とかいろんな人から言われてた。でもわからないことややったことないことがたくさんあって、そこから今日に至るまでめちゃくちゃいろんなことが出てきた。
私が通ってた高校は校則がめっちゃ厳しくて、爪を切り忘れたけで体罰とかもあって、親もめっちゃヒステリックな性格だから自分が欲しいもの買ったこともないし、おしゃれもしたことないし、恋愛も禁止だから男の人とも喋ったことないし、映画館も喫茶店も全部禁止されてたからわからないことだらけだった。
そこから出るわ出るわ知らないことや驚きの数々。初めて男子とデートしてみたり犬買ったり欲しい服買って親とガチンコバトルしたり髪染めて無茶苦茶になったり、やりたい放題。
人間って抑圧されると反動ですごいことになる。
というか二十歳の時デートしたの懐かしい。全然イメージと違うから2回会っただけで大げんかになってもう会わなかった。
というか18の時の自分が30代の今の私に会いにきたら、こいつ誰や!?って思うわ。完全に別人になってるし、考え方とか性格も全然違うし、コロナのこと知ったら18の時の自分はショックで死ぬ。
これからまだまだ知らないことが出てくると思う。将来の展開が読めない。




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