4回目のワクチン接種券が送られてきた。
- カテゴリ:日記
- 2022/08/10 12:03:17
4回目のワクチン接種券が送られてきました。
私には基礎疾患があるので、ワクチン接種の対象者なのです。
でも、これだけ感染が広がっているのならば、
全員を対象者にしてもいいような気がします。
医療逼迫を防ぐためにも、感染者を減らす、重症化する患者を減らす。
ワクチン接種は、そのための有効な方策と言えるからです。
早速、接種日時を予約。
私の仕事は、人前でお話しする仕事ですから、
うつすリスクも、うつされるリスクも軽減しておくべきでしょう。
それに、たとえ軽症といえども、39℃ぐらいの熱が出るのは嫌だし、
その上、発熱外来の予約は取れず、
保健所に電話しても繋がらない、
病気の専門家が誰も私の病状をフォローしていないという状況に
置かれるのは、嫌。
これでは、感染したら、文字通り、姥捨て山にならぬ、
自宅に捨ておかれた状況になってしまいます。
専門家の間では、
感染者の全数把握をやめるべきではないかという議論が行われていますが、
そのためには、まず発熱外来の予約がいつでも取れるような態勢を
整えるべきではないでしょうか。
コロナ・ウィルスは、まだまだ、
各人の自助努力・自己責任に委ねてよいような段階ではないように思います。
それに私たち一般人は、感染の拡大状況を、
感染者の全数で把握しています。
その全数把握を止めるというのであれば、
何かそれに代わる指標を提示する必要があるでしょう。
でなければ、一人一人が、
感染状況を鑑みながら、自分の行動の仕方を考える、
外出の可否を判断する材料がなくなってしまいます。
判断材料も与えられぬまま、
各人の自助努力・自己責任に委ねようとするのであれば、
それは、政府を初めとした関係諸機関の責任放棄ですし、
個人への責任転嫁と言えるでしょう。
私たちは、そのような政府のために、
税金を払っているわけではないのです。
政府が全部責任を取れ! とは言いませんが、
(そもそも政府が責任を取ろうとしても、
どこの国の政府も責任など取れないことは、
この2年間の経験でハッキリしたように思うのですが)
私たちが行動する際の判断材料の提供と、
万が一の治療・救急態勢の確保だけは、責任を負って欲しいのです。
それは、私たちの自助努力・自己責任では対処できないことだからです。
また、私たちに自助努力・自己責任を求めるのであれば、
自助努力・自己責任を可能にするような、最低限の社会インフラは整備すべきです。
登山の世界は、基本的に自助努力・自己責任ですが、
それでも一般の登山道ならば、最低限の道標はありますし、
緊急の避難小屋も整備されています。
登山情報もあります。
ですが、そのような最低限の社会インフラすら整備されていない状態で、
自助努力・自己責任で生きていくことを求めるのは、
無謀登山を求めているようなものです。
ですからまた、そのような状態の中では、多くの人は行動しません。
自助努力・自己責任だからこそ、あえて無謀な行動にでることはしないのです。
その結果、人々の行動も停滞します。
ですから、人々に行動して欲しい、そして経済を廻して欲しいと思うのならば、
人々が安心して行動できるような、社会のインフラを整備すべきなのです。