Nicotto Town


ちょこころねの日記


友を探してパート1 ~諜報部員ちょこころね~

もうちょっとなんだけど・・・

もらったステキコーデ♪:57

前回からの話から大分経ちましたが続編を書きました。
前回のお話はこちら 5月に書いていたんですね~( ̄▽ ̄;)
https://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1640941&aid=71263061

前回までのあらすじ。
「諜報部所属のちょこころねは、誘拐されたと思われる猫族研究家の友人を探しに猫族の辺境の村に単独で潜入。
最初に助けられた村の夫婦に催眠魔法をかけて少しずつ情報を引き出していたのであった・・・。」


敵地へ単身で潜入したちょこころねは猫族の夫婦からこの部族について様々な情報を収集し人間と気づかれない様に慎重に行動していたが、ある日の夕食後、部屋で耳のカチューシャを外しているところを偶然にも見られてしまい、変装がばれてしまった。
もう逃げられない、きっと通報されると思い、
完全に開き直って人間でありながらも危険を顧みずに友人救出の為にこの世界に来たのだと説明すると、
夫婦は同情してくれ、その結果彼らが知る猫神殿にまつわる重要な秘密を話してくれることになった。

「あの場所は普通の猫族は入ることができないのですよ。
ですが、実はこんな噂があります。
あそこには珍しいものや美しい物が集められ首脳部のメンバーとあそこに入ることができる者たちだけが愛でているというのです。
ですから、猫族が好む珍しい物や美しい物を持って行けばあそこに入れる可能性があると思います。
私たちが珍しい人族を見つけたといって申告してあそこに行けば潜入は可能かもしれません。」

その話を聞いてちょこころねは
「それは可能性がありそうですが、
あなた達を危険に巻き込む可能性があります。
これまでこんなにお世話になったのですから、そんなことは避けなくては。」

すると猫族の奥さんは
「あなたがご友人を探す必死な気持ちはこれまでも聞かせてもらってきました。だから私たちができることがあれば少しでも力を貸したい。
あなたを神殿に送り届けるところまでになると思いますが、そこまで私たちが協力しましょう。」
と言いました。

友人が姿を消して既に半月ほどになっていたので
この話が済んだ後すぐに神殿まで出かけることになりました。

真っ白で大きな神殿にたどり着くと、正門前には数えるのが嫌になる程のたくさんの猫族の門番達がいました。
(あれだけいると何かあった時に、動くのがかえって大変なんじゃないか?)ちょこころねはちょっとそんな風に思いながらも静かにしていました。
猫族の旦那さんが、「人間と思われる生き物が私の家近くに出たので連れてまいりました。違反者でもありますし、なかなかの美形なので申告の必要があるかと思いまして・・・。」
そう伝えると門番達はがやがやと大声で相談を始めて
「一応お目通ししておいた方がよかろう、入るがよい。」
と言って来ました。

ちょこころねは数人の門番に連れられて神殿の中に入ることになりました。
そのまま帰ろうとするご夫婦を振り返り鋭い目で見つめたふりをしながら感謝の気持ちで一杯になりました。
(潜入してしまえば、なんとでもなる。)
中に入ると警備員に引き渡され両腕を拘束されながら何段もの階段を上がっていくと最上階のテラスが見えてきました。
遠くからみると綺麗な青いバラと白いしっぽが見えました。
テラスの下にはたくさんの猫族がいて、ざわざわしていたのはあのしっぽの白い存在を見に来ていたのか。
地上からは金の美神様~✨とあちこちから歓声が上がっています。よっぽど気に入られている存在らしいわね。

「皆さん落ちついてください。今日は疲労回復の新作またたびをお持ちしましたのでお配りします。」と白のしっぽの存在はカゴからマタタビを出して、テラスから地上の猫族たちに投げながら渡しています。

予想外に長くなってしまったので
パート2へ続きます・・・





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