Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


きらきら、眠りと夢

仮想タウンでキラキラを集めました。

2022/08/21
キラキラ
集めた場所 個数
ショップ広場 4
ニコット山 3

四択 白い恋人
(わたしは信玄餅が好き。きなこと蜜が、絶妙。)

 ここ半年、いや、一年ぐらいだろうか、夜中に何度も起きてしまい、その都度、目が冴えて、眠れなくなるようになってしまった。年齢のせいなのか。年を重ねるとそういうこともあるらしい。それまでは、かなり熟睡していたほうなのだが。
 あとから思い起こすと、眠られなくなったのは、年のせいもあるのだろうが、、どうも人間関係とか、そうした昼間の出来事も一因だったらしい。眠れなくなった時期より、今のほうがそれらは良くなっている。ましというぐらいだけれど。
 ともかく、当時、不眠に効くツボとか、眠る前の運動とか、いろいろしてみたが、やはり何度も目が覚めてしまった。
 だが、睡眠薬や睡眠導入剤などは頼りたくなかった。もしそれを使用してしまったら、それなしではいられなくなるかもというおそれがあった。常習性とは違うが、にたような感じ。
 だが、ついにサプリを試してしまった。含有量も少ない、安いサプリだから、常習性はそれほどではないかもしれない。眠られないことの不安から、手を出してしまった。
 結果…、なるほど眠られるようになった。夜中に目を覚ましても、すぐにまた眠りに入ることができる。効いたのだ。だが、なぜか夢が遠くなってしまった。
 なにか夢を見ていたということはわかる。だが、圧倒的に分断されてしまった。今までも見た夢を思い出せないということはあったが、それとは次元が違う。こちら側でシャットアウトしてしまったような、不自然な遮断があった。
 たしかに眠れる…。だが夢を思い出せない。それは、なにかを諦めることだった。だが、このことを諦めることは、わたしにとって、さびしいことだった。
 それは夢とうつつの境目から、引き剥がされて生きるということだ。わたしは境目で、生きていたい、境目に足を載せていたい、ずっとそう思っていたから。朝起きる直前、何かの夢をみていたことはわかる。だが、遠いのだ。まったく内容を思い出せない。ぶあつい曇ガラスの奥で、夢の世界が、拡がっている。
 なので、サプリを飲むのを止めることにした。まず、休みの前の夜に。もともと休みの前は、比較的眠ることができたから。だからすぐに夢を…ということはなかったが、それでも夢はまだ近くなったような気がした。
 そして、バイトの前もおそるおそる、寝しなにストレッチなどをして、飲まなかった。数日、こわかった。また眠られないのではと。実際、夜中に起きることもなんどかあったが、以前よりも、目が冴えて眠られないということはなぜかなかった。そして夢。覚えていられる夢は、まだない、だが、もやのかかったような、あの不自然な遮断はなくなった。なら、飲まずにいたほうが、ずっといいではないか。それから一週間たった。サプリはまったく必要なくなった。夢は、まだ覚えていられるようなものはないが、それでも以前のように、近しいものになっているのは、気配でわかる。そのうち、また夢の扉が開いてくれるだろう。




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