1分1秒でも遊ぶ時間を稼ぐためにビキニは服の下に着用済みで悩みに悩んだ末、一番脱ぎ着の簡単なワンピ。ボタンを外せば即プール状態です。ホテルの用意してくれたバスローブでお腹を隠して（わたしはぽっちゃりお腹を隠すためのものだと理解しています）いざ出陣。と、思いきや隣でバタバタしてる片足立ちのフラミンゴさんがいました。フラミンゴさんはスキニーを足から抜こうと半分お尻を出してふらふらしています。プールに行くのにスキニーを選択すると言う重罪を犯した彼女は、恥じらいや人権を無視されて残り3人から強引にスキニー足抜きの刑されてお尻をペロンと出してしまいました。

いざプールへ行くとまだ太陽の光の下、家族連れの子供の声が響いていました。大きなユニコーンが浮かんでいるプールは遊園地のプールや増してや学校のプールとは大違いでリッチそのもの。太陽の光の代わりに照明の光が主役になってくる頃には子供たちはプールを去り、大人の時間が訪れます。

子供達に占拠されていたユニコーンや大きな浮き輪が空いたので、今がチャンスと近寄って乗ろうとすると反対側が浮き上がって乗れません。力点・作用点とか今まで忘れていた言葉が頭の中に浮かびます。腕の力で上半身を持ち上げ、片足をかけてコロコロと中心部まで転がってと、くのいちのような自分を想像して何度も水没しました。運動弱者は頭の中と肉体との間にかなりの隔たりがあるものです。

写メ族がユニコーンをバックに撮り始めたので大きな浮き輪をターゲットに変えて、プールサイドのしっかりした地面から乗ろうとするとス―と浮き輪は沖へ動いて「あれ～殿、ご無体な～。お許しくださいませ～」足はどんどん開いて、限界点を超えて新体操の選手のような姿で水没。

水没することにも飽きたので、テーブルに戻ってみると何やら変わった飲み物を確保しているラッコさんがいました。一口頂くと美味しいのでわたしも早速売店へ行って「フラペチーノください」「何味になさいますか？」「美味しいので」「マンゴー味が良く出ています」「じゃあそれで」（これがナイトプールで男性と話した最初で最後の言葉になりましたｗ）その時、メガネもコンタクトもしていないわたしの目に「税・サ別」の文字が見えました。消費税はわかります。わたしも日本国民なので政府の方針に従います。しかし！サービス料は理解できません。わたしは自分の足で歩いて売店まで来て、フラペチーノを注文した。そして、自分の足でそれをもらってテーブルに戻る。どこにサービスの入る余地があるのでしょうか？あえて言えばセルフサービス。

ブツブツと思いながらフラペチーノをテーブルで飲んでぺたりと張り付いた前髪の隙間から周りを見てみるとテーブルで見つめ合ってるカップルや写メや動画を撮ってる女子。邪魔しないで、近寄らないで、大声出さないでの三大オーラでプールは包まれ、はしゃいでいる少数派にはアウェイ感が半端ないです。単独行動のイケメンは皆無。食パンをくわえてプールサイドを何周走っても、ぶつかる確率は０です。

そんなこんなで最後はプールの隅っこでプクプクしながら、ウニやアワビを探したり静かに遊びましたｗ初ビキニも見せる相手もなく、ただ、プールから上がるときに正しい位置にブラやパンツがあるかどうかが気になる程度でしたｗ

ビニール袋を忘れると濡れた水着をどうやって持って帰るかが問題になりますｗｗ最後まで読んでいただいてありがとうございます＾＾今日のコーデは、プールに来てプールに入らない人々を成敗する甘えん坊将軍ｗ