Nicotto Town


水明のニコッとタウンレビュー


大英帝国最後の女王の帰天

 そう歴史に記されるのだろうか、世界大戦も経験後、
生まれつきの定めで若くして女王に即位し、
最後まで女王の役割を果たし続けた姿は、
現代的国家へと変革していく近代イギリスの歴史と重なる。

 僕のイギリスのイメージはシャーロックホームズの産業革命期、
科学技術や社会制度など近代文明の基礎を築いた国で、
映画や音楽など世界に広がる文化も多く、
妖精や魔法などのファンタジー的な伝統も大切にする。
アメリカもイギリスのプロテスタントなどが移住して独立したのが始まりだし、
大陸に隣接した島国の大国で日本とも似てるし、手本とした事も多い。

 常に勝つ側にいる外交力は世界の紛争の原因とも言われるけど、
全盛期を過ぎた今も世界を主導する大国のひとつで、
旧植民地ともイギリス連邦としてゆるやかな同盟関係にあり、
人気も高く長く続いた女王の治世の後、トラブルの多い王室、
イギリスの先行きがどうなるのか、
政策は議会が決める立憲君主制とはいえ気になるところ。

 (カトリックでは死去を帰天、プロテスタントでは召天と言うそう、
大英帝国の最後は香港返還とされるようだ)




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