布団運び
- カテゴリ:日記
- 2022/09/30 20:51:01
一昨日の仕事終わりに実家に行って、昨日帰ってきた。
基本的には衣替えの手伝いに行くはずだったのだが、母が結構進めていたので、パソコンの設定を直したり、窓を拭いたり、大物の洗濯をしたり、おむつその他を買いに行ったり、父の尿を取ったり(朝晩導尿して採取する。うまく出るようにドレミの歌を歌うのが恒例)などの細かい仕事をいろいろした。
その中で、結構大変だったのが、この布団運び。
実家に行って泊まるときは布団を敷くのだが、私が子供のころから使っているものなので、せんべい布団極まれり、というほど固い。
晴れていれば必ず布団を干すが、正月に家族で泊まったりすると必ずみんなで風邪をひく。
せめて、よく泊まりに来る私の分くらいは敷布団を変えたいね、思い切って古いのは処分して、正月だけ貸し布団を使うのも手だね、などと前回話していた。
そうしたら、私が行く前日に、母の妹(数駅先に住んでいる。独身)から、ほとんど使ってない布団があるけどいらないか、と言われたらしい。
彼女はテレビショッピングが大好きで、一人暮らしだというのになぜか何枚も布団があり、また新しいものを買ったので邪魔になったようだ。
一人では運べないけど、私がいれば何とかなるんじゃないかしら。
と母は思ったらしい。
車があれば簡単な話だが、うちの車は長男に譲ってしまったし、私は運転できないのだ。
叔母は布団圧縮袋に入れれば自転車で2枚くらい運べるんじゃないか? と言っているらしいが、荷台に括り付けたら曲がれないだろ。
スーツケース? いや入らない。
電話で話している二人の話を横で聞いていて、私は思った。
車いすには、乗るな?
布団を巻いて圧縮し、座るところに立てれば、高さの心配はいらない。
ずれないように自転車に括り付けるゴムでくくればいい。
大きい荷物だから、電車に乗るとき荷物代を請求されるかもしれないけれど、宅急便より高いとは思えない。
一番の問題はものすごく目立つことだが、この年になればどんな頓珍漢なことをしても「いや大変ですねえ」「そうなんですの、おほほほほ」で済ませればいいのだ。
畳んだ車いすを押していったら、敷布団は4枚に増えていた。
圧縮袋には2枚ずつ入ったが、椅子の部分には1個だけでぎゅうぎゅうである。
ひらめいた。
もう1つは足置きに乗せろ。
なぜそんなことを閃いてしまったのか。
帰る時にはなぜか袋に入れた掛布団も肩にかける羽目に陥っていた。
電車のエレベーターに乗るとき「よく考えられましたね、素晴らしい」と見知らぬ方に声をかけられてしまった。
そうなんですの、おほほほほ。
さすがに家に帰る電車では、座るために列に並んだ。
おほほほほ。
退院してからの父は尿を取らないといけないのですが、母が最初のうちためらっていたので「こうすればいいんだよ!」とやって見せ、それから実家に行ったときは私がすることにしています。
父も最初のうちは「娘に!?」と思ったようですが、訪問看護の人や母よりも痛くないらしく(手先が器用でよかった!)今ではドレミの歌タイムを楽しんでいるようです。
導尿されるのですか!、血管は今でもとれる自信がありますが、導尿の経験はありません^^;