わたしのリンゴ
- カテゴリ:30代以上
- 2022/10/29 01:31:47
真っ赤なリンゴを切る
半分に
右があなたで
左がわたし
いや
右がわたしで
左はあなた
ん~
芯のかたちが
右の方があなたっぽい
わからなくなって
切ったリンゴをくっつけてみた
目の高さで
ぴったりと
うしろから
笑い声が聴こえた
ねぇ
どっちを食べたい
右と答えた
じゃぁ
わたしあなたを食べたい
わたしを食べてと
左を渡した
ふふふっ
あっ
お湯がわいた
わたしはリンゴをくわえながら
ケトルの方へと向かった
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実はりんごを長野県の農家に注文した時に
何となく浮かんできました
ネットではなく電話かFAXのみでの注文受付
それも味わいがあります^^
電話だと仕事中は不在で出られないこともあるので
FAXがお勧めだそうです
一昨年の千曲川の決壊でリンゴ園が水没
その年の収穫はゼロ
でも頑張って復活しました
なんとなく温かみを感じる農家さんです
で思い浮かんだのかも・・・
そろそろリンゴの季節
で何となく浮かんできました
右と左にしたけど
でも半ずつに分けるところが
当たり前なんですけど二人には良いのかな
お湯の沸く音って
自分では一番生活感がわきます^^
ラブリーだけど生活感も感じるステキな詩です。
二人の笑顔、笑い声、リンゴの色や香り、包丁を入れる音、蒸気の温もり、
様々なものを感じました。(*^^*)