黒い企業と白い企業の罪と罰_その①
- カテゴリ:日記
- 2022/11/05 13:59:16
最近は車の話ばかりしていたので
少し仕事の思い出話をしてみたいと思います。
最初に書いておくと私はブラックな会社が悪だとは考えていません。
厳しさのないホワイト企業はどうしても年功序列になり
そこに高いモチベーションや成長があるとは思えないからです。
皆さんはどう思いますでしょうか?
私が大学を卒業後に新卒で入社した会社は中規模のメーカーでしたが
とてつもなく漆黒で そして公平な会社でした。
「会社の為に」 というスローガンの元、毎日のように怒号が飛び交い
開発の日程を守れなければ連勤、徹夜は当たり前
そこでは「出来ませんでした 間に合いませんでした」の言い訳は一切通らず
仕事をやり切る or 倒れて入院 or 会社を辞める
の3つの選択肢しかなかったのです。
部長といえども大きなミスをすれば
平社員への降格や朝礼の皆が見ている前で土下座させられるなどの
容赦ない仕打ちを受けていた
と言えば皆がどれほど真剣に(命懸けで)仕事に取り組んでいたか
想像できるでしょうか?
しかし、同時に
会社の社長自らが皆と同じフロアで仕事をして誰よりも早く出勤して
夜遅くまで仕事しており、会社の隅々までよく見ているのです。
中規模の会社で社長がここまで自分に厳しいって普通ないですよね
学歴や年次に関係なく(多少補正は掛かる)結果を出せる人は
ボーナス査定も大幅アップ、他の会社ではありえない速度で
昇進することもできる非常に公平な職場でした。
皆で頑張って会社を成長させて行こう という前向きな姿勢と同時に
戦力にならない人には容赦しない という厳しさ 解るでしょうか?
そんな環境なので将来有望で入社したはずなのに潰れてしまった
若い子達も沢山いましたが
社名はそこそこ知られた会社だったのと会社のイメージ戦略が上手で
毎年、超一流大学の院卒を含む優秀な人材が次々に入社してきました。
そして年々、社員の平均レベルが上がり 更に競争が激化していくのです。
私は、、、
いつしかそんな環境にどっぷりとつかり
スリリングで刺激的な毎日の中で
会社で生き残っている自分 他の人が激詰めされている中でも
一定の評価を得られている自分を誇らしく思うようになり
その快感に浸る為に仕事に夢中になっていました。
休日も技術の勉強は勿論、仕事の段取りを考えたり、
書類を持ち帰って(今ならコンプラ違反ですね)
設計にミスがないかを見直し、最低限の睡眠と食事以外の時間の全てを
仕事につぎ込むようになっていたのです。
バイトを頑張らざる得ない部活って。。。
なんか努力の方向性が違う気がしますね
社会勉強という意味では合っているのか(汗)
3時起き、23時終了、合間に学校に通ったり、交代でバイトをして馬を養っていました。
大学がくれる補助金は年間15万円。15万円は月額の費用です。
部員6人で、7頭の馬を養い、なりふり構わず、レポートは過去物。
過酷な4年間でしたが、達成感は凄いですね!
りょうさんのことは少しわかります。
会社でもそうでしたから。
自分が役に立っているということは、本当に嬉しいことですね(^▽^)/