微かな南風ー11
- カテゴリ:自作小説
- 2022/11/27 22:31:15
すずらんがお茶を楽しみながら ふっと気づいたように
「アルフ そこのチェックリストを見せてくださる?」
「えっ?」
思わず声を出してしまったアルフが 仕舞ってあった書類を手に
「これでございますか?」
と砂漠用のトラックとバイクのチェックリストを差し出した
ころね姫も えっと一瞬おもったが なるほどと思い至った
「もう 覚醒してそこまで^^」
「えへっ 見えちゃった」
アルフとスティーブは はて?とした顔をしたが
ころね姫は笑顔で二人を見ていた
「これでも私は若いころラリーをしてたのね
で 今回の冒険も現地に行かないとだし
もちろん案内は私ね(*´艸`)
で移動手段が気になってたのね
そしたらそのリストが見えたのね」
アルフは一瞬戸惑った顔をしたがころね姫がウインクをしてきた
「そう これがすずらんさんの目覚めた力の一端ね」
「砂漠用のカミオン仕様のトラックは運転したことはないけど」
そう言いながらパラパラと書類を読んでいった
「でも この構成はだれが決めたの?」
アルフは「ご主人様ですが」
すずらんは ふっと彼も何か能力があるのかもしれないとおもったが
少し内緒にすることにした