14日 オスカル
- カテゴリ:日記
- 2022/12/13 20:57:21
蝶や蛾に感染するボルバキアという細菌は雌から子孫に感染して増殖する為、雄に感染した場合はそこで行き止まりとなります。したがって感染すると雄を殺し雌を増やすことで子孫繁栄するよう進化しています。
その仕組みの雄だけ殺すタンパク質を東大が発見してオスカルと命名。
「オスカル(命名者はベルバラ世代かな)」ですが駄洒落が効いてますね。
ーーーーー以下引用
東大がオスだけを狙って殺す細菌タンパク質「Oscar(オス狩る)」を発見!https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20221115-1.html
メスだけが生き残る仕組み —―オスを狙って殺す共生細菌ボルバキアタンパク質Oscar(オス狩る)の発見—―発表者 (省略)
発表のポイント
チョウやガに共生する細菌ボルバキアが宿主のオスだけを狙って殺すことができるメカニズムとその原因となるタンパク質を初めて明らかにしました。
ボルバキアがオスだけを殺すメカニズムが明らかになったことで、オス殺しを誘導するタンパク質を利用したチョウ目昆虫の性操作技術の開発が期待できます。
発表概要
微生物の中には、自己の利益のために宿主を様々な方法で操作するものが存在します。共生細菌であるボルバキア(注1)はその1つであり、宿主の性決定や生殖のシステムを操作することで次世代への感染拡大を図っていると考えられています。チョウやガの仲間(チョウ目昆虫)では、ボルバキアの共生によってオスのみが致死する「オス殺し」現象が知られています。ボルバキアはミトコンドリアと同じように母系で次世代に伝わるため、オス殺しによって集団内の感染メスの割合を増やし、自身の感染拡大につなげていると考えられています。今回、東京大学大学院農学生命科学研究科の勝間進教授らのグループは、チョウ目昆虫においてオス殺しを誘導するボルバキアタンパク質Oscar(オス狩る)を同定し、オス殺しの仕組みを明らかにしました。本研究成果は、微生物がいかにして宿主の性決定システムをハイジャックし、自身の感染拡大を行うのか、そのメカニズムを解明したものです。本研究を足がかりにして、微生物による宿主の性や生殖のコントロールに関する研究の進展やOscarを利用したチョウ目昆虫の性操作技術の開発が期待されます。
仕組みが解析できて他の生物に使える物質が作れるようになるには時間がかかりますね。
投資効果も見込まれないと難しいでしょう。
新型コロナウイルス・・・のTV解説で初めて知りました。
何か人間に有用な・・・なんだろう?・・・何か人間に有用な事につながればよいケド
(有用な発見)