水やり
- カテゴリ:小説/詩
- 2023/01/04 03:41:23
あなたが残していった
パキラを枯らせてしまった
伸びていった枝に
大きな葉を広げていったのに
でもなぜか悲しくない
観葉植物の冬越えは難しい
何度も枯らせてしまった
枯れちゃったね
あなたは言ったけれど
そうねとしか言えなかった
あなたを繋ぎとめたかった
そんな気持ちのままでは
植物は生きられない
そんな気がした
肩寄せあった あなたの温もりからは
そう思いながら
あなたの残した植物に水やりをする
本当なら見たくもないのに
私の手で枯らすのが嫌だった
意地を張っていたのかもしれない
黄色くなった葉が落ちる
その度に悲しくなる
あなたを失った事が
まるでコトリと落ちたようで
私の手から落ちるようで
もっと一緒にいたかった
この気持ちをどうすればいいのだろう
もう恋なんてできない
あんなに愛していたのに、
あなたはなんと想っていたのか
聞けなかった
怖かった
あなたの手の温もりが消えていきそうで
そんな想いが怖くて
でも今は一人きり
今年の冬は寒い
テレビが話している
あなたはどこで体を温めているだろうか
もうそんな心配もすることもない
あなたにあなたの居場所がある
今日は水をやる日
パキラはもう駄目ね
ごめんねと一言
あなたには届くだろうか
こんな風に寒い部屋の中で
ぱ
あけましておめでとう御座います。
今日から学校なんですね。仕事ムードに入ってますか?
私の所も雪知らずです。それが幸せですよね。
さぁ今日からは、気分切り替えて・・仕事、生活
元に戻さないと、一年の始まり~
本年もよろしく・・私は・・・・