1722番:サウンドオブミュージック(545)
- カテゴリ:日記
- 2023/02/02 21:30:53
前回(544)は1717番で学習しました.
また続けましょう.
サウンドオブミュージック(545)
—————————【545】———————————————————
With all my heart I joined the chorus silently. Gerg hadn't
left the room during those long hours. His strong hand was
like an anchor to which I clung when the hurricane of pain
tossed about the little boat of a frail human body.
——————————(訳)————————————————————
せいいっぱいの心を込めて、私は声に出さず、この合唱に
加わりました.ゲオルクは、ずっともう何時間も部屋を離れ
ずにいてくれました.ゲオルクのたくましい手はまるで錨の
ようで、私は痛みというハリケーンがやわな人体という小舟
を揺らし突き上げると、その錨にしがみついたのでした.
—————————⦅語彙⦆———————————————————
clung:(過去形) <cling (手足などをからめて) しがみつく
frail:(形) (身体が) 弱い、ひ弱な、
(物が) こわれやすい、脆い
toss:(他) 投げる、ほうる、投げ上げる
—————————≪文法≫——————————————————
関係副詞が分かりにくいとおっしゃる方が多いようです.
ここでも一か所ありました.
like an anchor to which I clung この部分ですね.
like an anchor(錨のようだ)
to which I clung (その錨に私はしがみついた)
学校ではコンマがなければ、後ろから「訳し上げる」と
習いましたが、そもそも文の成り立ちが違う英語と日本語
では、いつもいつも、そう規則的に文法が対応していると
はいえません.
学校の先生の指示の通りに訳すと
His strong hand was like an anchor to which I clung
彼の手は私がしがみついた錨のようだった、
ですが、へんてこな文になってしまいます.
コンマがあろうがなかろうが、普通に前から
順番に読んでいくのが自然です.そもそも
英語と日本語は出来具合がまったく違うので
文法規則の通りには対応していないのです.
彼の手は、いわば船の錨だった.私はそれに
しがみいついたのでした.
そういうわけですので、あまり煩雑に考えないで
His strong hand was like an anchor , and to that anchor
I clung ...
という風に、which のところにもう一度anchor
を代入して計算しましょう.
【教訓】関係副詞は「連立方程式」と思って
which というXに先行詞という数字を代入して
解きましょう.
—————————【545】———————————————————
With all my heart I joined the chorus silently. Gerg hadn't
left the room during those long hours. His strong hand was
like an anchor to which I clung when the hurricane of pain
tossed about the little boat of a frail human body.
——————————(訳)————————————————————
せいいっぱいの心を込めて、私は声に出さず、この合唱に
加わりました.ゲオルクは、ずっともう何時間も部屋を離れ
ずにいてくれました.ゲオルクのたくましい手はまるで錨の
ようで、私は痛みというハリケーンがやわな人体という小舟
を揺らし突き上げると、その錨にしがみついたのでした.
—————————⦅語彙⦆———————————————————
clung:(過去形) <cling (手足などをからめて) しがみつく
frail:(形) (身体が) 弱い、ひ弱な、
(物が) こわれやすい、脆い
toss:(他) 投げる、ほうる、投げ上げる
—————————≪文法≫——————————————————
関係副詞が分かりにくいとおっしゃる方が多いようです.
ここでも一か所ありました.
like an anchor to which I clung この部分ですね.
like an anchor(錨のようだ)
to which I clung (その錨に私はしがみついた)
学校ではコンマがなければ、後ろから「訳し上げる」と
習いましたが、そもそも文の成り立ちが違う英語と日本語
では、いつもいつも、そう規則的に文法が対応していると
はいえません.
学校の先生の指示の通りに訳すと
His strong hand was like an anchor to which I clung
彼の手は私がしがみついた錨のようだった、
ですが、へんてこな文になってしまいます.
コンマがあろうがなかろうが、普通に前から
順番に読んでいくのが自然です.そもそも
英語と日本語は出来具合がまったく違うので
文法規則の通りには対応していないのです.
彼の手は、いわば船の錨だった.私はそれに
しがみいついたのでした.
そういうわけですので、あまり煩雑に考えないで
His strong hand was like an anchor , and to that anchor
I clung ...
という風に、which のところにもう一度anchor
を代入して計算しましょう.
【教訓】関係副詞は「連立方程式」と思って
which というXに先行詞という数字を代入して
解きましょう.