近い未来の世界
- カテゴリ:自作小説
- 2023/02/16 13:32:50
近い未来の世界
1 着陸船猿田彦
酒井 憲仁は朝食を食べる。
ご飯、味噌汁、生卵、ネギ付き納豆、ハムエッグのメニュー。
まず、ご飯と味噌汁、そしてハムエッグを食べると、メインメニューの納豆にネギを入れて刻みネギを入れてよく混ぜて食べる。
納豆を副食として食べるのは周りからは変と言われるがこれがけっこう美味しいのだ。
納豆を食べ終えると街に出かける。
*
街には水路が張りめぐされその地域の固有種が独自の生態系を築いている。
街中でも5月くらいにはあたりを蛍が舞う。
蛍のために都市の光を出さない取り組みは功をそうし星空もよく見える。
道幅に添えられたライトで通行に負担はないが痴漢などしようものならそこら中にはりめぐされた監視カメラで捕まってしまう。
優しい監視社会なのだが、公平であれば評判は良い。
ところで、この街中に張りめぐされた水路は副流というらしい。
生態系保全のためと大雨洪水の時の排水処置のための水路だ。
*
酒井憲仁は飛行船で種子島まで急ぐ、
飛行船には車も積める物流客船で今の主流の移動手段だ。下に見える日本には下駄と呼ばれる飛行船空港がありその数はとても多い。
発泡ダイヤモンドで出来ているというのはなにも下駄に限らずアリーナ一夜城でも幻想建築物群でも同じことだ。
ああ、発泡ダイヤモンドとは軽くて丈夫な新素材ということらしい。
故にこれから向かう宇宙船各種もこれで出来ている。
下駄は水を浄化して副流水源を作るらしいが
何でも屋なのだろう。
*
種子島に着くと仲間と会い着陸船猿田彦の様子をみる。
地球より10倍重力がある惑星でも離発着ができる宇宙船で大きいものは体長5キロを超える。
構造が発泡ダイヤモンドで出来ているのと半飛行船構造で大気圏外まで浮遊するので重力関係なく移動できるのだ。
気体収納袋に水素やトリチウムやらを収納可能で水素酸素化学反応では惑星間移動飛行船として活躍して、トリチウムヘリウム3の核パルスエンジンは恒星系内移動が可能とされる。これで星間航行宇宙船のパーツを宇宙に運び宇宙で組み立てるのだ。
ビックバンはどうやったら起こせるか、超超超巨大ニュートリノの中心部で土(ツチ)を強制的に回転させれば土(ツチ)は総じて回転しながら大分裂するらしい。
それにより熱もあるようだがビックバンそのものは土(ツチ)らしい。だから世界中右側結合が多いらしい。土(ツチ)の模型を大量に作り月のラグランジュ、ポイントL2にある実験用スペースコロニーでジオラマビックバンの実験が行われるらしい。熱はないと考えられる
第5章
電子がモノポールシャボン玉とするなら電子は集合体ということになる。
その構成素粒子は土(ツチ)というらしい。電気双極子というのだ。
ニュートリノはその+-の積み重ねで密度びっしりとしても電子は+と+同士。-と-同士反発しないかと思えばフレミングの法則で磁場が左右そろうらしい。
そのフレミングの力の方向がスピンになるらしい。
双子粒子はカオス理論のローレンツ方程式とか言ってた。
納豆は副食で美味しい
おもしろいアイディア
化学と物理は面白いがちょい難解
温泉と納豆があれば
快適に過ごしていけそうだな
幻想建築は発泡ダイヤモンドを3Dプリンターで加工した建築で多くはゲーム世界をモデルにしている。そのため壁も柱も湾曲し部屋も曲線の世界だ。
窓から外を眺めると妖精が飛んでいる。
ああ、これは有機ELで仮想現実を映しているだけなのだ。そとの窓は飾りだろう。
着替えを持って大浴場に行くと泉質が書かれてある。しかし、ふと考えた、この辺に火山帯は無かったはずだ。
友人にたずねると自重湯沸かし器でお湯を作り地下深くに送ったのだそうだ。
泉質というのは不純物だから生じた不純物から効能としている人工温泉らしい。
食事の時間になり各国の料理が一通り選べる形式だったので定食に納豆と刻みネギと玉子をつけて副食として納豆を食べた。
帰りは空中都市ラピュタに立ち寄り帰宅らしい。
了
辺りは飛空挺だらけだ。
個人用飛行船を誰もが持てる時代ということで車とは別に飛行船を持つ家庭は多い。
飛行船はノーマルタイプたが飛空挺は一点ものの装飾をした飛行船である。
まるでゲームの世界そのもののような飛空挺は装飾の凝り具合で金額があがる。
しかし、その凝り具合もセンスが求められ高い金かけたからと必ずしもかっこいいわけではない。
酒井憲仁は長期休暇を利用し友人の飛空挺で幻想建築物のある場所に移動する。
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スズは温度で同位体が変わる性質がある。ティルが温度で得られる時間が変わるとしている根拠の一つだが同位体変化はそもそも年代測定に使われていたくらいの基本理念だ。故に元素それぞれの同位体の特徴を細かく調べようと言うことになった。固体の元素なら同位体変化を調べるのも簡単だ。同位体を揃えた元素の板を購入して研究者が調べればよい。液体の場合も企画してある。ニュートリノ観測機として意味をなさなくなったカミオカンデに同位体を揃えた酸素で作られた水を満たして放射性崩壊を測定、これの窒素の液体アンモニアと炭素の液体メタンが企画され酸素、炭素、窒素が同位体変化の基準にされてある。砂漠に簡易的な測定器の繭がありこれはカミオカンデと似た測定装置があり気体の同位体分子の放射性崩壊を測定する企画である。放電管に希ガスの同位体を入れられ放電状態での放射性崩壊観測と放電管でも真空にして抵抗導線の同位体を揃えた例えばタングステン同位体の企画もある。余すことなく調べ尽くすつもりだ。
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大腸構造の物質攪拌機械は中性子を大量に放出し錬金術を行う。粒子加速器での核反応は命中率が悪いから高コストなのだ。
しかし、大量元素に大量中性子をぶつけると狙った元素に当たらずともどれかには当たる。故に低コストに錬金術を行えるのだ。
水銀や鉛を中性子をぶつけラドンやラジウムを作る工程はラドンは化学延焼対応消火剤として使われ、ラジウムはエルビウムの板に挟まれ電源不要の緊急避難用看板に使われる。セリウムは産出量の多い元素だがこれを錬金術で作られるのが数々の希少金属の他、タンタル、タングステン、レニウム、金が作られる。一番人気のある錬金術かもしれない。硫黄、塩素を錬金術して作られるアルゴンは不炎元素として活用され、オウムアムアを捕獲したいときにシャボン玉作戦に入れられる。
人工光合成などで二酸化炭素や二酸化珪素を使うと問題になるのが酸素の量であり液体酸素を錬金術してネオンにして緊急避難用ボートなどの材料にされるし、液体水素に中性子をぶつけ作られるヘリウムは発泡ダイヤモンドなどに使われる。これら錬金術は科学においてはラピッドプロセスと呼ばれる原理である。
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ブラックホールで温度を測ると何度を示すか?というティルの問いに答えれずいると人間の感じる時間で温度を感じるから引き延ばされた時間分の熱を感じるから恒星並みの温度を示すのでは?と言う。さらにならばホワイトホールでは?と問い加速時間だから冷たく感じるというのだ。つまり、温度変化で流れる時間が違うと言う。そのため、鉄を核分裂させ底無し冷却にしたら加速時間効果が起きて光より早く移動できるから箱船に搭載しろというのだ。
箱船乗組員の親族が生きている間に帰れれるならそれが一番なのは確かだ。
鉄を核分裂させるというその科学者はティル、ネール。彼女は最小サイズのフラーレンを覆うようにフラーレンを覆うようにフラーレンと繰り返し全部にマイナス電荷を帯電させる装置をいうらしい。
奇数元素でもこれに入れマイナス電荷帯電させたら中心部は孔子反応にて中性子が陽子になる。つまり、核分裂が起きる。たが鉄は中性子のサイズは最小である。これを核分裂させたら中性子は周りの熱を強制的に奪い底無し冷却になると言う。
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中性子は陽電子電子がニュートリノの質量の時間ゆっくりで固定された素粒子の集まりだと言う。陽子同士が中性子という質量の時間ゆっくりで固定されるのと同じで結果、寿命がある。だがニュートリノの方が効果範囲が広いという。その説が正しいなら中性子は陽電子電子が交互に整列しているのだから外側から磁場で回すと自転するはずだという。その中性子自転実験が近く実施されるらしい。使用するのは朝鮮製のニュートリノ顕微鏡。
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モノポールを作れると豪語して実際に作ったそれは永久磁石を単に空洞球状を内側N極外側S極しているものだった。カスピ海Ayna市にはモノポール万華鏡なるものがあり長時間見ていると目を回すがそれ目当ての観光客も多い。このモノポール開発者は電子の構造もモノポールではないか?と言うのだ。内側に+電荷。外側に-電荷。質量はニュートリノと同じくらいでありながら電子が大きいのはモノポールとして内側に+電荷で反発しあっているからだ。膜は一定のため電子は皆同じに見える。陽電子は内側-電荷で外側+電荷というだけ。
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しっかりよ
むずかしいな
生物由来のプラスチックは早々に実現してもらいたい
海に放流される植物性プランクトンは海の魚介類そのものを増やすための処置で培養施設は恵比寿と言う。プランクトンは海流に乗り魚介類全体を増やすが酸欠にならないように海底には核電池をエネルギー源に水を酸素水素に別けて酸素を放出する仕組みがありその海上には生じた水素を使用した海上パーキングメガフロートがある。遠征漁業は地域関係なく登録でき今の地球市民は誰もが手軽に魚介類を食べれる。獲れすぎた魚介類は隔離の網にいれられ網は微弱電流を流すので網の近くに魚介類は近づかない。電力源は螺旋階段蒸気タービン発電機が行うらしく。網の修復は今は少ない。それでも獲れすぎた魚介類は竹酢液にで培養された液体肥料に追加され農作物を豊作にしてくれる。牛や豚や鶏も今は熱した魚介類の余りを与えられ今の流行語は循環しているというものだ。野菜クズを家畜だけでなくウニが食べ無駄がない。
エマ、フィッシャーは生体プラスチック科学者だ。
石油由来プラスチックは生態系に悪影響をもたらすので新しく作られたプラスチックは生物由来になっている。
木材由来プラスチックや植物性プランクトン由来が最初だったが生成させるもとのプラスチックがあればそれを遺伝子改良大腸菌などに作らせるというのは不純物が生じにくく低コストと言う意味で有効で今主流のプラスチックである。買い物袋などはクラゲの成分を培養してあるし、変なところをいえば爪成分や髪の毛成分などもある。
しかし、石油由来プラスチックがまったくなくなったわけではなく医療用などは石油由来が占めているし、機械用宇宙服などはペットボトル用のプラスチックを応用しているらしい。医療用は素材の伸縮性などの品質保証だが、機械用宇宙服というのは例えば月のガラスの粉のような砂対策などが主という。
仮に付着してもペットボトル用プラスチックを付けると月の砂でも容易に剥がせる。
他に異惑星でのバイオハザード対策に機械用宇宙服は活躍するらしい。
プラスチックゴミは熱で溶かされ人工光合成で元素分離されて再利用されるという。
ニュートリノ顕微鏡はニュートリノが質量を持つから成り立つ。
質量を持ち運動エネルギーを持つなら衝突時必ず熱を発するからだ。ニュートリノで原子核構造を見て、ニュートリノ望遠鏡は恒星間素粒子を見れる。これも箱船に搭載されている。あと、有名なのは重力波測定器、これは地球にあるのが重力を聞くであるのに対し重力を見る。球状の全方位から光線を照射しその対角線にピンホールカメラを設置してあり、それ以外は網膜にあたるセンサがある。
アインシュタインの眼球は光が重力を受ける影響を全方位で認識するから目なのだ。しかし認識する幅は狭い。そこでカーボン、ナノ、チューブの筒を組み立て式の簡易的聞く方の重力波測定器もあり、箱船が停止環境なら組み立てて使える方向要求高レベル重力波測定器だ。これの電磁波版は目耳双方あるが
星間航行船に積んでいる最もユニークなものは倉庫だろう。倉庫は何か積んで行くにはいいが空で運ぶことほど無駄な行為もない。そこで空の倉庫の代に星間航行船対応巨大エコバッグを積んである。仕組みは簡単。単にカーボン、ナノ、チューブ製の巨大な袋に過ぎない。この計画立案中はユニークな人だ。
月まで猿田彦は移動するとヘリウム3を補充する。
月には細かいガラスの粉みたいな砂があるとされていたが月の開発前に月の表面全域をトリチウムヘリウム3反応核融合で砂を固めたのだ。だから今の月はガラスそのもののようにテカテカしている。
月にあるのはシャボン玉の積み重なったような都市と簡易電波望遠鏡の名残りが定期的に落ちているのと超巨大可動式反射望遠鏡と月は脆いので地下開発したら崩れて地球に落ちてくると騒がれ月のケイ素を材料にシリコン、ナノ、チューブを大量に作られて太糸にして月自体を巨大な手毬にしてしまおうと計画中だ。簡易電波望遠鏡は小型電波望遠鏡群と言えるものでそれぞれの位置さえ計算したら目的衛星の表面で大量に積んだ簡易電波望遠鏡群を爆破で散らばらせたらそれだけで容易に電波望遠鏡ができるから有効なのだ。現地でいちいち人力で電波望遠鏡を付ける労力を考えたらとても低コストだ。
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酒井憲仁は科学者同士会話している。
相手は砂遊びする巨神兵の開発者だ。
巨体の巨神兵だが力もそれなりにある。
動力源が気になったのだ。
骨組みは発泡ダイヤモンドだがぶるんぶるん動く流動する筋肉はこれでも巨神兵のエンジンなのだ。
芳香族炭化水素ベンゼンを燃料としアプリコットという強力な酸化剤を用いて化学燃焼させるにはエンジン部分が燃焼されない工夫がいるはずなのだ。
相手から返って来た反応は意外なものだった。過レニウム酸バリウムを水に溶かしてエンジン部分を粘膜として覆うらしい。
レニウムはロケットエンジンノズルに使用されるくらい耐熱耐炎性がある。これを水溶性にしてエンジンを覆ったのだ。使用するたび水で溶かして粘膜として使うにしてもぶるんぶるん動くエンジンには粘膜という保護がつく。
この砂遊びする巨神兵は箱船に搭載され現地移民星で使われるらしい。
いいアイディアだと思うよ
納豆定食を食べたい
ベリアンは木星内部を探査する計画で木星軌道に来ていた。
木星はヘリウムや水を収集する資源分離スペースコロニーがありこれは実質遠心分離機だが稼働している。ヘリウムは発泡ダイヤモンドの材料のため資源として有効なのだ。
水は生活用水活用の他にもシャボン玉作戦に使われるし、ここから水を得て火星に持っていき火星の海水水面上昇をさせるため輸送させる話だし、自重湯沸かし器を用いて氷惑星衛星をテラフォーミングする計画もある。
木星内部直接探査はおなじ同じことを土星天王星海王星でも行うが発泡ダイヤモンドとタングステンをミルフィーユ状に覆い内部で『溶け方』とコアに到達したらコアの成分採取ののち浮力で再浮上して地球で分析する計画である。
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アールメン、ウエストは砂遊びする巨神兵を用いて火星を網目状に大運河を作る計画で火星に来ている。農業と言えば火星産のワインが特産で運河はさらに農作可能地を増やすことでもある。
火星は工業地帯としての開発が活発で月から輸送されたヘリウム3を使った核融合を電力源に火星内部の資源をもとにしたものづくりが盛んだ。発展はよいが戦争は良くないというのが火星から言えることだ。
火星は青い惑星になろうとしている。
ベリアンは木星内部を探査する計画で木星軌道に来ていた。
木星はヘリウムや水を収集する資源分離スペースコロニーがありこれは実質遠心分離機だが稼働している。ヘリウムは発泡ダイヤモンドの材料のため資源として有効なのだ。
水は生活用水活用の他にもシャボン玉作戦に使われるし、ここから水を得て火星に持っていき火星の海水水面上昇をさせるため輸送させる話だし、自重湯沸かし器を用いて氷惑星衛星をテラフォーミングする計画もある。
木星内部直接探査はおなじ同じことを土星天王星海王星でも行うが発泡ダイヤモンドとタングステンをミルフィーユ状に覆い内部で『溶け方』とコアに到達したらコアの成分採取ののち浮力で再浮上して地球で分析する計画である。
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レイン・バートルは死人である。
いや、正確にはサイボーグである。
頭を分子脳でコピーされ身体も機械。
分子脳はコピーであるため一度死んだ身とされるのだ。
彼は軽いストレッチを済ませると星間航行宇宙船箱舟の設計の確認のためアメリカに移動した。
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筒型対消滅推進炉はジョウゴ型のように燃料に困らない。
ジョウゴ型は銀河系の中に浮遊する水素ヘリウムを使用して核融合させるものだが筒型は航行船内部が空洞になっていて前方から後方に遅く中性子を飛ばしそこにヤドカリ陽電子をぶつけ続けて中性子質量分を加速エネルギーにしてしまう宇宙船だ。ヤドカリ陽電子とはカーボン、ナノ、チューブの中心に前方から後方にニュートリノと飛ばしカーボン、ナノ、チューブを電子で帯電させるとニュートリノは孔子を帯び陽電子となることを使う。
このヤドカリ陽電子を電磁石で射出この電磁石を筒型では内部全部を傾けてある。陽電子は螺旋を描いて筒型の空洞中心にきて中性子に当たる。つまり、筒型対消滅エンジンはあまり燃料を必要としないのだ。
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レイン、バートルは箱船乗組員に会う。
全員死者であり全員サイボーグ化を望んだ人々だ。
遺伝子情報を星間航行の末に生物適応惑星があればその惑星環境に遺伝子改造して移住するためこの箱船計画はある。
聖書に書かれている内容をこちらがやるのだ。しかし、それは科学者的であり神ではないが。
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