ためないように『今週の鑑賞記録』掲載しまーす!
- カテゴリ:映画
- 2023/02/28 00:08:19
週末の「地震緊急警報」と週初めの会社社有車駐車場の3時間雪割りでボロボロの月曜日。けじめの記録を書き溜めまーす。
では今日までの記録です。
1.今週の邦画
「超高速!参勤交代リターンズ」
深キョンってやっぱり・・・。だけ。
2.今週の洋画
「ペンタゴン・ペーパーズ」
トムハンクス+メリルストリープ。うーむ、この事実を知らなかったのがくやしい。リアルでぐいぐい責めてくる脚本の良さ。〇
「グッドフェローズ」
デニーロの看板に騙された。ラストの後味も悪く、下品。
「バロン」
ドン・キホーテり焼き直しでガッカリ。制昨年を未チェックだったのがくやしい。今なら全部CGでC級扱いか。
「ツイスター」
これもCG初期の観客ビックリしろ映画。なーーーんのストーリーも無しで竜巻見せるだけだった。
「ミッション」
暗過ぎ。これもデニーロに騙された。誰も救い無し。
「ヒッチャー」
この低予算でこの「イヤ感」はきっついなあ。拘束時間比、割り損か。スピルバーグのデビュー作の方が格上。
3.今週の配信映画
「7つの贈り物」
ウィル・スミスは初期、こんないい映画もできたんだ。現在より数倍の好感。冒頭からエンドがわかってるだけに、伏線回収に泣いた。
「聖なる証」
ネットフリックス上の最高評価に引かれて観る。重い重い展開で、当然予想のバッドエンドに向かっていく事態を脚本でなんとか救った感じ。✕+〇
4.今週までのTVドラマ
「どうする家康」
・本多正信って最重要幹部じゃなかったのかあ?史実なのか・・・。あとでまたこちらに寝返る、よっぽどの事件が無いとモヤモヤすんなあ。いつも「鎌倉殿・・・」と比較しちゃうけど、初期メンバーがもう脱落、そして復帰?たしか石川数正もいなくなる?・・。人望、薄ーーっ。
・吉良ってあの上野介の先祖?
・今川義元が桶狭間で滅んだ後、すんなり駿府は徳川と思ってた。没後も影響力強いなー。
・宗教の「不入の権」って、いまでも続いてるんじゃないの?変なもの買わせないか?
「6秒間の軌跡」
ちょっとややこしくなってきちゃったか?幻影と幽霊の競合・・・。メンタルがらみはいやだな。しかし、キャスト4名だけのエンドロールに拍手。
「ワタシってサバサバしてるから」についての補足
大期待の最終回でしたが、100%彼女に共感〇にはできませんでした。最初の会社メンバーへの誤解は溶けぬまま。その生き方そのままで全然いいじゃんとは言い難い。トリンドルはいい子のまんまでギャップ無し。爽快感、納得感、涙、どれも中途半端だなあー。
「大奥」「GetReady」
この制作にドブ捨てた費用は、国民、消費者のどこに転嫁されるのか。
かな。
家康が一揆勢との戦いの中で狙撃された事は確かにあったらしいです。
着用していた頑丈な当世具足のおかげで助かったんだとか。
ドラマでは狙撃された後、槍で止めをさされそうなところを土屋長吉重治に身を挺して庇われてましたが、このエピソードは徳川実記にある模様。なんとなく嘘くさいエピソードですが、ドラマとしては盛り上がりますね。
ですが、だからこそ正信の狙撃がちょっと…
現代人の感覚だと、正信の行動を許容し後々帰参を認めるというのが受け入れにくい気がします。
出来れば妥当な理由を示して欲しいものです。次回に家康と正信が相対するらしいので、そこに期待?
たとえば、現在の所はダメダメ君主の家康に対する過激すぎはするものの臣下としての諫言だった、というならまだ納得できないこともないのですけどね。
一向一揆とは一進一退の戦いが続きますが、空誓上人自身が出陣した小川の戦いで家康が勝利し、その後和睦交渉が行われます。
一揆側が出した条件は不入の権を認めることと、一揆に参加した者の命を助ける事。家康はその条件を飲み(不承不承ですが)和睦が成立します。
一揆側との和睦成立後、今度は各地で反乱を起こした勢力を各個撃破していきます。各勢力共に特に連携していたわけではないので(ドラマでは吉良義昭と松平昌久が密談していた様ですが)、各個撃破はそう難しくはなかった様です。
ちなみに吉良義昭は、吉良上野介の祖先と言えば祖先ですが、上野介は義昭の兄義安の血統です。義昭は家康によって三河を追われ摂津国芥川で死去。子はいません。
一向宗と和睦し、各反乱も潰した後、家康は一向宗を禁教とし寺を破却、信徒には改宗を命じます。
一揆勢を解散した後だったので一向宗も逆らえなかった模様。以後20年に渡って三河では一向宗が禁じられました。
家康の腹黒狸の片鱗が伺えますが、これがもし正信の献策だったとしたら…
後々家康が正信を朋友と呼ぶまでに信頼するのも分かるかもしれません。
ですから、一揆の発端は兵糧の強制徴収が妥当かな、と私見ではありますが思っております。
寺社が守護使不入の権を持っているのは、領主にとっては自領内に独立国を抱えている様なものなので、それを解消したい、という動機もあっただろうとは思いますが。
ただ、一揆が起きたのはほぼ100%家康の自業自得。
戦に次ぐ戦で領民を疲弊させ一向宗という宗教(浄土真宗本願寺派)に縋らせた挙句に、その宗教が持つ権利を侵せば不満が爆発して当然。
おまけに西三河は一向宗の勢力が強い地域(東三河は曹洞宗が強いので一揆の影響は受けませんでした)。
松平家臣団の大半が一向宗信徒だというのは以前にも言った通りです。
重臣石川数正の石川一族は一向宗の有力な庇護者ということで、数正の父が一揆側に付いています。
榊原小平太の榊原家では彼の兄が一揆側、酒井忠次の叔父酒井忠尚は一揆に付いたと言うより一揆を機に家康に反乱を起こし、槍半蔵こと渡辺盛綱も一揆方。名前を間違えられてばかりだった夏目広次も一揆方へ。
本多正信は弟正重と共に一揆方。
他、一揆を機に松平昌久や吉良義昭も反乱の兵を挙げています。松平昌久はドラマでは家康を騙し討ちしているので、端っから敵対していると思いますけどね。吉良義昭も元々今川を後ろ盾として家督を継いだ事もあって今川方ですし。
事程左様に一揆で家臣団が二分された上に各地で反松平(正確には反織田。織田と手を結んだ松平も許しがたい、という感じ?)の兵が挙がった為に家康大ピンチというわけです。
ドラマの展開だと、裏切られて当然だよ家康、としか思えないくらいの駄目殿っぷりなので全く同情出来ませんが。
一揆方に付いた本多正信ですが、別に一揆方から更に寝返ったりはしません。一揆終息後は出奔してしまい帰参までには長い年月を要します。
それはそれとして、正信が家康を狙撃する、という展開は如何なものなんでしょうか。
正信が他の家臣団から嫌われまくる理由を更に強化する意図があるのかもしれませんが、少々無理がある気がします。
当時の鉄砲は反動は強いし命中精度は悪いし、で狙撃にはほぼ使えない代物だった筈。
鉄砲の名手と言われていたらしい明智光秀(明智軍記によると百発百中だったとか。全く当てにならない明智軍記なので眉唾ですが)や
三河一向一揆の発端には二つほど説がありまして、一つは守護使不入の権を所有する本證寺に逃げ込んだ無法者を寺に踏み込んで勝手に捕らえた、というもの。もう一つは、同じく権利を持つ上宮寺から穀物を勝手に徴収した、というもの。ドラマは後者が近いです。
この時期と言うか、桶狭間の合戦後に岡崎に入城した家康は、それ以降連戦に次ぐ連戦でした。
西に向かっては織田派の城や砦を次々落とし、信長が兵を率いてやってくるとさっさと退いて直接対決はせず、信長が帰ると又落としに行ってました。かと思えば、今川に奪われた松平の旧領復帰の為に親今川の城も幾つも落として自領に組み込んでます。これは反今川の行動に等しいですが、その当時は今川方として対織田の最前線にいる松平を慰撫する為か、今川氏真はその行動を認めています。
ただ、そうこうしているうちに松平は織田と同盟を結び反今川の旗幟を鮮明にして東三河に手を伸ばし始めます。
以降、東三河では城を獲ったり獲り返されたり、と松平VS今川の戦いが本格化するわけです。
本格化とはいえ、今川は上杉・長尾連合軍+関東諸侯に攻められている相模の北条を支援しなければならない為、一気に大軍を東三河に送る事は中々出来なかった様です。
それでも、遂には氏真が重い腰を上げて自ら東三河に出陣したのが1562年の6月頃。その兵力は一万余~2万と諸説ありますが大軍に違いありません。
対する松平は三千余で迎え撃っています。
正面から戦えば大軍で圧し潰して終りの筈なんですが、松平軍の進軍速度が速すぎて補足しきれなかったのかどうかは不明ですが、今川軍は5千の兵で包囲していた一宮砦への松平軍の入城を許し、翌朝松平軍は一宮砦に籠城して救援を待っていた本多信俊を救出して悠々と岡崎に帰還したとの事です。
被害を殆ど出さない見事な撤退劇だったとか。
今川は松平を倒す最大の機会をむざむざ逸してしまった訳です。
氏真は決して無能ではなかったと思いますが、前線指揮官としては疑問符が浮かびます。
それでも、これで東三河は再び今川の勢力圏となり、以降松平と今川の戦いは膠着状態となります。
それぞれ戦い処ではなくなったんですね。
松平側は三河一向一揆、今川側は遠江そう乱で。
遠江そう乱は鎮圧に4年を要してますから。
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ヽ( ✿˘͈ ᵕ˘͈)/ ヽ(˘͈ᵕ ˘͈✿ ) /。゚
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「6秒間の軌跡」、ちょっとややこしくなってきちゃったというのは同感です。しかも「愛人だった」って~!?
「ヒッチャー」はイマイチだったのですね。私には楽しめる作品でした。
今月も映画はあまりいい作品に出会えませんでした。。。3月に期待です!