日本は戦争観が「第二次大戦」で止まってる
- カテゴリ:ニュース
- 2023/03/23 00:24:18
鶴岡路人×細谷雄一|戦争が日本へ突きつける「教訓」とは ウクライナ侵攻から一年 #3 (フォーサイト)
https://www.fsight.jp/articles/-/49603
過去の戦争や今世界で起きてる戦争を教訓に、国民の生命と財産、国益を守るにはど
うすれば良いのか、戦争を回避するにはどうするか、侵略者とどう向き合うか、侵略
されたらどうやって守るのかなど、こういう問題は思想や感情抜きで考えないと駄目
だと思うのですが、記事に書かれているように、多くの日本人の戦争観は「第二次大
戦」で止まっていますし、戦争の話になると思考が停止して、思想や感情を優先する
人達が多いと感じます。
日本の安保政策は批判するのに、日本の近海にミサイル打ったり、軍事的圧力を強め
る隣国を批判しない人達とか、思想や立ち位置に疑問しかないですよね。
よく日本の防衛力強化が周辺国に不安を与えてるという人達いますが、韓国とは米韓
同盟と日米同盟で米国を通して間接的に同盟関係にありますし、中国や北朝鮮の核兵
器開発の着手は朝鮮戦争直後の1950年代から始まっていて、中国初の核実験は1964年
10月16日です。1964年10月10日が東京五輪開幕ですから、五輪に世界の関心が集中
してる時に核実験してました。中国は50年以上前に核保有国になっています。中国や
北朝鮮の軍事力強化は、最近の日本の防衛力強化の議論となんの関係もありません。
日本は敗戦後に植民地化や併合、分割統治もされませんでしたし、第一次大戦敗戦国
のドイツでナチスの台頭を許した経験から、経済を疲弊させる巨額の賠償金支払いも
ありませんでした。また、7年間の占領統治(日本政府を通した間接統治)で徹底し
た民主化と非軍事化が進められた事もあり、国民は過去の戦争で負けた国が辿った歴
史を知らないので、戦うくらいなら「奴隷の平和」でも良いと本気で思っている人が
出てくるのだと思います。
ロシアがウクライナのロシア系住民保護を理由に軍事侵攻した様に、戦争を避けたく
ても戦争の火種は領土的野心を持つ者たちの都合で作られますし、平時だから平和と
は限らなくて、敵性国家による経済力を背景にした威圧や国内政治への影響力強化、
国際的な情報戦、国内の反政府勢力支援と世論分断、サイバー攻撃など、武力行使を
伴わない間接侵略は国民の見えないところで仕掛けられているんですよね。
多数いますし、ロシアにもウクライナ系住民やウクライナ人と親戚関係の人達も多い
んですよね。
バルト3国や中央アジア諸国などソビエトから分離独立した他の国々もそうですが。
ナチスドイツも第一次大戦に敗戦し、領土の一部が隣国に併合されたから、併合され
た地区のドイツ系住民保護を名目に領土的野心を強めているんですよね。
プーチン大統領も同じです。
ロシアは恐ろしい国ですね。ロシア系移民を隣国に住まわせて、その保護を理由に次々と領土拡大を試みる。
同じ事は日本にも当てはめられる。
日本にも中国系移民や北朝鮮系移民がいるから「自国の住民を保護するため」と言う理由で侵略は可能なんだよな。北海道もロシアに狙われてるし。
おーこわ。
の安全保障、国防になってきていると思います。
私達は「国」という枠組みの中で、食料や物を生産し、賃金を得て消費して、公的な社会
保障を受けて生活しています。
私たちの社会生活は「国」の安寧が無ければ成り立ちません。
他国からミサイル攻撃を受けたり、他国の陸上兵力が日本の領土を侵攻してきたら、今の
ウクライナのように多くの農地や工場、商店が放棄された状態になりますし、会社や学校に
行ったり、老後とか介護とか、今までの日常が成り立たなくなるでしょう。
「国」が瓦解すれば経済は崩壊して円は暴落、失業者も増えるでしょうし、物価も高騰して
明日食べるものを買うのも難しくなるかも知れません。
安全保障が大切と考える理由の一つです。
農家の後継者問題を考えると、現状、子供や孫が家業を継がないと廃業してしまいますし、
農地を持たない非農家は就農するのも難しいので、農業の企業化や大規模農業などで、
非農家の就農機会を増やす必要があると思います。
日本は化学肥料の原材料を輸入に頼っていて、塩化カリはロシアとベラルーシの生産が多い
ので世界的に価格が高騰しています。
食料の安全保障の一部として肥料の確保が重要になっています。
と思います。
昨年、ロシアが占領した地域からウクライナ人をロシア国内のシベリアや極東などに
移送しているというニュース有りました。
大人はシベリアや極東の収容所送りにして過酷な労働をさせ、子供は施設に集め親ロシア
に教育しています。
占領地の彼らに自由も人権も有りません。これが今起きている占領地の現実です。
ソビエト統治下時代も、中央政府はウクライナに過酷な穀物増産を義務付け、生産した
穀物を押収したため、ウクライナで大規模な飢饉(ホロドモール)が発生し多くのウク
ライナ人が命を落とし、カニバリズムも有りました。
また、政府に抵抗した農民達は殺害されたり、シベリアなどに送られ強制労働を課せら
れました。
ウクライナ人にはソビエト統治下時代の過酷な記憶があります。
日本も無関係ではなく、第二次大戦後、満州などにいた57万人の日本兵などがシベリア
に抑留され、極悪の労働環境下で多くの人命を失いました。
今の生活水準、財産や社会保障があるのは、日本という国家が有れがこそですね。
先日も、「日本の防衛力強化が周辺国に不安を与えてる」と主張し、
「日本政府は防衛費にお金を注がないよう意見すべきだ」と言う主婦の方が居ました。
「こちらが攻めなくても向こうが攻めて来たらどうするの?」と尋ねたら、
「命以外なら何でも渡す」と。
命よりも大切なものは無いと。
(ウクライナでは命も奪われているのに…)
一体、どうやったらこんな思考になるのかと考えたら、
日本の戦後教育。戦後民主主義の成果なんだと気付きました。
大東亜戦争で先人が命懸けで護った日本の未来が…
と思うと哀しくなりますが、それも時代なのかも知れません。
痛い思いをしないと分からないことなんでしょうか。
取り返しのつかないことはありますが、
長い人の歴史の中では、今という時代は瞬く間なんでしょう。
なるようにしかならないんだろうなぁと考えています。