Nicotto Town



くまくま絵日記【5】またのご来店を…【終】

ここは「くまくまベーグル&ドーナツ」。3匹のクマが経営するベーグル&ドーナツのお店だ。

昼、学年末テスト間近の学院生たちでごった返す中、
フツツカ魔法学院の伝説のチーム「リリカルフォース」のティルト、チュニス、セリカ、リコシェが、
頭にクマ耳付きのヘッドドレスをつけ、くまくまメイド服の制服を着て、アルバイトをしていた。

昼下り、ベーグルもドーナツも売り切れたので、予定よりも早く店じまいとなった。
「お給料をたんまり弾んでもらえると、ウチとしてはメッチャ嬉しいんやけどなぁ~」
セリカの期待は裏切られた。日雇いのバイト代としてもらったのはお菓子や果物で、お金はもらえなかった。

夕方、3匹のクマは、店の裏側にある自宅で食卓を囲んでいた。
「明日もマジカルドーナツをようけ(多めに)仕込んどかないとね」
黒い小グマのリリは、Tボーンステーキを食べながら話を切り出す。
「魔法学院の人達、みんながんばれ!ガンガンいこうぜ!なの~!」
藤色クマのぼぅは、学院生たちを応援しつつ、鮭とばをかじっている。
「ご飯を食べ終わったら、さっそく生地を作って寝かせてあげないとだキュン」
大きな白クマのニトは、明日の朝の仕込みのことを考えながら、デザートのハチミツ飴を舐めている。

夜。ベッドに入り、眠りにつく3匹のクマ達であった。おやすみなさい、また明日…。

ーおわりー




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