第二次ぽん家大戦完結編 そして怒気が健やかに…
- カテゴリ:日記
- 2023/03/24 20:07:33
ぽん太は何とか立ち上がろうとしているぽん美を見て
思わず絶句してしまった。
ぽん美は尻もちをついて両足を左に曲げ、
右手の平を地面に付けて身体を支え、
左手は口を覆い隠すような艶めかしいポーズをしていた。
さらに舎利椪は胸部から上が完全に破壊されて
ぽん美の姿が露出しており、腹が破壊を免れた装甲で
引き締められている分、装甲からはみ出た胸の大きさだけが
強調されたひどくエロい格好になっていたのだ。
「ぬわーーっっ!!目、目が!目がーーッ!!」
ぽん太は思わず目を押さえた。
「最初からこうすればよかったのだな。
確かに胸部拘束は破られたが破られる前に倒せばいいだけのことだ!
今度こそタヒね!流し込む!柑橘の波紋!
椪柑色波紋疾走(ポンライトイエローオーバードライヴ)!!
「目、目が見えなくてもできる攻撃・・・
こ、これだ!ス、スターポンチナ!!」
ぽん太の後ろから現れた背後霊のようなものが
ぽん美の連打を迎え撃った。
背後霊はぽん美の連打を弾き返しつつ、
ぽん美の顔に数発のビンタをお見舞いした。
「く・・・親父にもぶたれたことがないのに・・・
こうなったら気配を消して闇討ちを・・・」
「その鎧もすでに剝がれている。首の下を見るがいい。」
「首の下だと?」
ぽん美が首の下を見ると首の下、
鎖骨と鎖骨のつなぎ目あたりに穴が開いている。
「さっきの反撃で708ある経絡秘孔の一つ『天突』を突いた。」
筆者のつぶやき:北〇の拳には出てきませんが本当にある秘孔です
ブシューーッ!
「なぁにィ!!ん~~な!な・・・な・・・な!!なああ~!!」
突如首の下の穴から空気が噴出し、ぽん美の身体はみるみる萎んでいった。
「ひえ~!!体がしぼんでいく~!!」
ぽん美の身体は元のヒンヌ・・・(||´д`)o=3=3ゲフンゲフン
じゃなくて元のまな板に干しぶ・・・(||´д`)o=3=3ゲフンゲフン
失礼。元のどこにも膨らみのない寸胴のような体型に戻った。
「フックク。そうか・・・強化装甲もはがれ
胸部装甲までもがれたというわけか!!
だが!!ぽん美はぽん王ぽん美!!ぽん家の王!!
ひ・・・退かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!!
ぽん王に逃走はないのだーー!!
こうなったら、ぽ、ぽん美を、ぽん美をぽん太にぶつけてやる!!」
ぽん美は光を纏った剣を携えて天高くジャンプ。
ぽん太も剣に光を纏わせ、柄の反対側にも光を纏った剣を出現させた。
「ぽん家に栄光あれぇえええーーー!!!!!
舎利椪クラーーッシュ!」
ぽん美は空中で前屈回転しつつ光の剣を振り下ろした。
「ぽん王墜ちるべし!!アークポンパルス!!」
ザンッ!ザンッ!
迎え撃つぽん太は両剣を×の字に振り回した。
一振り目は右下から左上に斬り上げる逆袈裟斬りでぽん美の剣を叩き折り、
二振り目は右上から左下に袈裟斬りを放った。
「ぐふっ!!」
ぽん美は下半身の装甲も破壊され、地に突っ伏した。
既に満身創痍だがそれでもぽん美は立ち上がろうとした。
「もう決着はついた。やめるんだ。ぽん美。」
「ぐ・・・まだ・・・まだまだだあぁーーッ!」
ぽん美はぽん太に完膚なきにまで叩きのめされた事を受け入れられず
怨嗟の声を上げた。
「ぽん美。」
「挽回するチャンスはまだある!」
「ぽん美ーーッ!!」
「・・・」
「お前ももう大人だろう。兄妹喧嘩ももう忘れろ。」
「クッ・・・杀殳せ・・・」
ぽん美は滂沱の涙を流して力なく倒れ、そこで気を失った。
「やっと終わったか。さあ帰ろう。約束の地、ぽん家に。」
振り返るとそこにはそこかしこが陥没したり、砂利の山が崩れたりと
死屍累々とした光景が広がっていた。
「後でこれを整地しておかないと親父に怒鳴られそうだな。
ぽん美も連れて帰らないといけないし。」
ぽん太は苦笑しながらぽん美を抱きかかえ、家路へとついた。
「フッ。σ( ̄∇ ̄;)もよくよく運のない男だ・・・た、たわば!」
ぽん太は突然激しい頭痛に見舞われ、そこで意識を手放した。
目が覚めるとそこは見知った天井・・・だった。
「ここは・・・σ( ̄∇ ̄;)の部屋か?
どうしてσ( ̄∇ ̄;)はここに?
そ、そうだ。確かぽん美と戦って辛うじて勝って
ぽん美を連れて帰ろうとしてそこで・・・」
「やっと目が覚めたか。ぽん太。」
振り返るとそこには腕を組み、
戦う前と変わらぬヒンヌ・・・(||´д`)o=3=3ゲフンゲフン
いつもの姿のぽん美がいた。
「ぽん美。ケガの方はもういいのか?」
ぽん太は訝しがったが
「ケガ?何のことだ?むしろケガしたのはぽん太の方だろ?」
「何を言ってる?ぽん美はアークポンパルスを喰らって
大ケガしたはず。」
「ぽん太。あの時に頭でも打ったか?いや、実際に打ったな。」
「あの時とは?」
「何だ。忘れたのか。じゃあ仕方ないな。昨日だよ。
ぽん美がWBCに夢中になってる隙に逃亡しようとしたから
すかさず後頭部に真空飛び膝蹴りをお見舞いしたのさ。
で、速攻気絶したからぽん美がわざわざここまで運んでやったんだ。
感謝しろよ。」
「な・・・で、ではあれは・・・け、結椪!」
ぽん太は慌てて須秘瑠椪を身に纏おうとしたが
当然何も起こるはずもなく、ぽん太の声だけが空しく響いた。
「結椪とは何だ?まあいい。そのうち治るだろ。
それより早く起きて島番に戻れ。
ぽん太に拒否権がないことは分かってるよな?」
ぽん美は凶悪な笑みを浮かべた後、踵を返して部屋から出て行った。
「い、今までのことは全て夢だったのか~。
どおりで都合がよすぎると思った・・・(;´д`)トホホ」
ぽん太は今までの出来事が全て夢であったことを悟り、
天国から地獄に突き落とされたような絶望感に見舞われ、
力なく項垂れた。
後日・・・
ビシィッ!ビシィッ!
ぽん美「店訪問が滞ってるぞ!はよ行ってこい!」
ぽん太「で、でも、も、もうお腹いっぱいで食べられません・・・」
ビシィッ!ビシィッ!
ぽん美「料理が売り切れてるぞ!早く次の料理を出せ!」
ぽん太「は、はい・・・ただいま・・・」
ビシィッ!ビシィッ!
ぽん美「ペンギン便が届いた!早く次の食材を発注しろ!」
ぽん太「は、はいぃ~・・・」
「くそう・・・何でσ( ̄∇ ̄;)がこんな目に・・・
で、でも・・・ああ♡・・・い、いいーー♡・・・も、もっ」
え、えーっと・・・う、うん!今日もぽん家は平和のようだ。
やはりぽん家はこうでなければいかん
(いや、これでいい・・・のか?)
おしまい
あとがき
以外にも続編を望む声が多かったので前回ほどの規模には
ならないだろうと思いつつ書きましたが予告編でロボットを
出してほしそうなコメもあったので急遽ロボット戦を追加したら
5部構成という前回を遥かに上回る壮大なストーリーに
なってしまいました(;'∀')
当初からぽん太が勝つ構想を練っていましたが
ぽん美が勝つことを期待している人が多そうなことと
ぽん家の面々はほぼσ( ̄∇ ̄;)がベースになっていて
このままでは嘘を書くことになってしまうので
折衷案として夢オチということにさせていただきました。
ちなみに1章の冒頭に現実から夢に切り替わる部分があります。
初見で夢オチであることまで見破れた人は天晴です( ̄▽ ̄;)
今回もパクリネタ満載でオリジナリティーが全くない日記ですが
最後まで読んでくださった方に深くお礼申し上げます。
もう次はないのでこれで許してください・・・
サヨナラ (ぽ ̄□ ̄*)サヨナラ(ぽ ̄□:;.:... サヨナラ(ぽ ̄:;....::;.:. :::;..
しかし壮大でした
登場人物がたった2名なのにね。
やっぱりぽん家はこれが平和なのでしょうか。
が、
pォークBィッツ・・・
・・・
お疲れ様でした*´˘`*
かなり遅れてようやく最後まで…(;^_^A
ぽん美さんが勝つと思ってた1人です^^;
夢オチでぽん家も上手く落ち着いて良かったですね^^
忙しい時にこんなに書いてたなんて~ぽん太さん凄いですね(*´▽`*)❀
楽しませてもらいました。
ストリーの展開が面白かったです。
最後 ぽん太さんのぽん美さんにたいする兄妹愛に涙ポロリ
最後の締めもぽん太さん夢で解決流石ですね。
ぽん家の通常生活に戻ってこれで平穏な日々になりましたね。
ぽん美が勝つと思ってたら負けた、と思ったら夢だった!
夢落ちにはまったく気づきませんですた…
グポンドバース出してくれてありがと(∩´∀`)∩
長い物語になってしまい申し訳ねえ(;´Д`)
いやしかし読みごたえがあったな~
先生完結おめでとうございます!
いつもぼん美さんを大事にされているから夢にまで書かれているストーリーで
分かります。仲良し愛は素晴らしいね♬
夢だった事を素晴らしく書き出して凄いです。ありがとうね
お疲れさまでした(*^-^*)
夢だったとは‼どおりで
最後ぽん美さんの変わらぬ態度に何故かホッとする私です
忘れたころに又、壮大なお話をと期待するのはやっぱり無理なのかな?