Nicotto Town



適正

わたくしの今の仕事は、世の中一般の分かりやすい言葉で言うなら、市場調査とか、マーケティングとか、商品企画とか、そういう類の仕事です。関連した若干違うジャンルの仕事もあるのですが、メインはそれ。


ですが、この仕事にはある種の適性があるのかなと以前より思っていたのですが、本日あらためてそのことを思い出しました。

どんな職業にも向き不向きはあると思いますが、わたしの感じている適正というのは、当人の人間性です。いや、そりゃそうだろうという話なのですが、抽象的に話すと分かり辛いので、具体例で。。

先ほどあれこれ家事をしながらテレビを見ていました。テレビ東京で以前より放送している、「ソロ活女子のススメ2」です。以前も1から含めて何度か見たことはある番組ですが、これが端的に私の言う適正への自分自身での疑問につながります。
今日の放送では、主人公の女性が、お一人様=ソロ活で美術館に行く、というテーマでした。もちろん番組の内容はそれだけではなく、美術品をどう見るのかとか、そういう話もあるわけでなのですが、それにしても。。。


「それが何か???????」


わたしの素朴な感想です。

だいぶ以前も書いたような気がするのですが、わたし大学を卒業して就職をしてすぐに、物凄いカルチャーショックを受けた記憶があります。

「世の中の相当数の人は、ひとりで夕ご飯をレストランに食べに行ったり、一人でバーとかにお酒を飲みにいったりしないらしい」

ということに気が付いた時、ほんとうに衝撃を受けた記憶があります。


例えば。

コロナの影響も重なり、ワーケーションというものが新しい仕事のスタイルとして話題になりました。どこからがワーケーションなのかという線引きは曖昧ですが、それにしても私は思ってしまいました。

「え?そんなの普通の範疇じゃね??」

わたし、夜も遅くなると、パソコンを開いても特に周囲に害のないような、ちょっと広めでガヤガヤしたような大衆バー(そんな言葉あるか?)みたいなところ、分かりやすく言うと夜の時間帯のプロントとか、そういうところでお酒を飲んで、なにかちょこっと摘まんだりしながら、夜の21時とか22時とかに仕事をしていることが間々ありました。何の疑問もなく、ごく普通にずっと昔からそうしていたのですが、なんかそういう話になって件のことを話すと「えーそんな仕事の仕方ってあるんですか~」「なんかお洒落ですね~」という反応が返ってくる。

「へ??? お洒落って、なに???」

ソロ活女子のススメに話を戻します。
美術館に一人で行く、という行為が番組のネタになる。つまり、それがある程度以上に特殊な行為だからこそ、ネタとして成立するわけですが。

「え?え? 行きませんか? むしろそっちが通常ですけど???」


別に、ことさら「わたしって変わってるでしょ」的な気味の悪い自意識で自分の自己愛を満たす趣味はありません。ありませんが、しかしこういう事例に触れるたびに思ってしまう。

向いてないかも・・・

極めて自然な自分の思考回路で考えてしまうと、「美術館に一人で行く」という行為が何かのネタ、番組だったりサービスだったりの企画として成立するとは、到底想像が出来ないのです。もちろんこちらも子供じゃないので、「世の中一般はどうなのか」と引いて考えることは可能ですし、そうしているわけですが、ナチュラルな自分の感性にしたがうと、美術館に一人で行くことが何かのネタになるというのは、まったく意味不明なのです。ていうか、そもそも「ソロ活」と言う概念自体が意味不明すぎなのです。

たぶん、「うん、そうだよね」と同調する人もたくさんいるのだとは思うのですが、全体論とすれば、それはどうやら少数派らしいのです。
でもそうかな~。美術館とか行くと、一人で来ている若い女の子なんかも、ちょこちょこいるけどなぁ。





ああ、そうか。





ちょこちょこ・・・ なのか。





いやでも、たぶんそこで引っかかっていては、この仕事できないんですよね。
なんとなく、自分の限界を感じています。
もう51歳(まもなく52歳( ノД`)で老い先短いですから、限界でも何でもいいんですけどね。。。


どうなんですかね。
素朴に意見を聞いてみたいなと思いました。


ではでは。。




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