煙の行方 第四章
- カテゴリ:自作小説
- 2023/08/05 01:31:41
第四章
唐突に、彼からの連絡は途切れる事になっていたのだが、
私は彼の事で頭が一杯にならない様に、自分の時間を楽しむ様になっていた。
眠る前にふと彼が浮かぶのだが、薬のお陰もあってすんなりと眠る事が出来る様になっていた。
彼から連絡が途切れて3週間が過ぎようとしていた頃、
久しぶりに彼からの連絡が来ていた。
どうしてこんなにも連絡をくれなかったのか、私の頭の中は一杯だったけれど
その疑問を問いかける事が出来なくなっていた。
「ずっと一緒だよ」その言葉とは裏腹に、彼には大切にしたい女性に出逢っている様子だった。
私の心は一瞬にして砕けた、そんな感覚に近い心の痛みを感じた。
彼はまだまだ青年、私がとやかく言える立場ではない事は理解してる。
私は「瑠偉が幸せで良かったよ」心の底から言える言葉ではない言葉を私は伝えていた。
「ずっと一緒にいるよ」その言葉が私を闇へと堕として行く。
私は私を確立しなければいけない。
自分自身に鞭のような日々をこれから続けていかなくてはならない。
漠然とした不安と共に、私は淡々と日々を過ごす様に努めた。
何気ない「言葉を交わす」事も減り、私はまた「孤独感」に苛まれ始める。
そんな中でも私は作りたくもない笑顔で主人と接する。
「寂しさ」で押し潰されそうになったある日、友人が言ってくれた「会いに行こうか?」
その言葉を思い出し、友人に尋ねてみる事にしたのだ。
友人とは生まれながらにして唯一ずっと続いている関係の友人だ。
私は自分の身勝手で断っておきながら、今更かなと思いながらも
友人に「会いに来てくれないかな?」そう伝えていた。
彼女は快く私の身勝手に承諾してくれた、とても有難い存在なのだ。
彼女には子供が居る為、会う日取りは彼女に任せる事にした。
何から話せば良いのかは分からない、笑顔で接してしまうであろう自分も怖い。
でも、今は彼女と話してみたくなったのである。
それで頭がいっぱいになってしまうことってありますよね。
私も それじゃいけない と思い
出来る限り 目の前のやらなければいけない一つのことに集中するように努力しています。
彼 ずっと一緒なのはあくまで 友として なのでしょうか。
取り乱さずに済んだのは 良かったことなのでしょうか。
1日 1時間があまりにも遅く感じ 辛いことがありますよね。
いっそ10年一気に過ぎてくれたらいいのに と思ったり。
お友達が 心を溶かしてくれることを祈っています。
学びたいことはあるけれど
頭がすっかり鈍らになってしまって(笑) 現実には動きが遅い私です。
書き溜めていらっしゃるのですね。
さすがです。
すごく文章が読みやすくて共感することが多いです。
毎日暑いですね。
エアコンさまさまの毎日を送っていますが
気を抜くと水分をあまり取っていなかったりするので気を付けるようにします。
良い週末になりますように(*´꒳`*)